koboで、「少女病」
いろいろと試していたkoboであるが、「本格的」に、1作品を読んでみた。作品は、青空文庫から、html形式で、藻緯羅が、ダウンロードした。その作品は、田山花袋の「少女病」で、初読は、大学に入った頃と記憶する。が、結末を除いて詳細な記憶がない。今回は、前半部分を中心に読んだ。大学時代は、東京の地理を子細に知らなかったが、現在の知見を背景に、読み進めると、一層、興味深い作品である。例えば、 ・代々木の電車停留場の崖下を地響きさせて通るころ、 千駄谷の田畝をてくてくと歩いていく男がある。 ・信濃町の停留場は、割合に乗る少女の少ないところで、 (中略)。 トンネルを出て、電車の速力がやや緩くなったころから、 かれはしきりに首を停車場の待合所の方に注いでいたが、 ふと見馴れたリボンの色を見得たとみえて、 その顔は晴れ晴れしく輝いて胸は躍った。四ツ谷から お茶の水の高等女学校に通う十八歳くらいの少女... ・お茶の水から甲武線に乗り換えると、 おりからの博覧会で電車はほとんど満員、 ・水道橋、飯田町、乗客はいよいよ多い。牛込に来ると、 ほとんど車台の外に押し出されそうになった。結末は、読んでのお楽しみ。操作感に特に、不満は無かった。誤動作や、反応がないといった、現象も感じられなかった。じっくり読むスピードには追随できるが、探索する様に頁をめくるような動作には、追い付かない???[楽天市場]【ふるさと納税】福井県あわら市231,000円【ふるさと納税】<特注和紙>越前和紙と西洋絵画 フェルメール「真珠の耳飾りの少女」