「量子もつれ」を利用して未来情報を知る法
「量子もつれ」に関する特許情報を調べていたら、「量子もつれ光子生成装置利用2進法未来情報過去受信装置」という発明があった。出願日は、2014年2月14日のバレンタインデーだが、既に、特許庁から2015年6月に「拒絶査定」されていた。この「早さ」は、藻緯羅には異例のように思えるが...発明の説明が余りに簡単過ぎたので、簡単に処理された!それでも、いきなり「拒絶」されることはなく、先ず、こういう理由で特許できませんという、「拒絶理由通知書」というものが届く。この発明の場合、2015年1月6日に発送されていた。出願人(発明者)は、同年1月14日には、こうなので特許して下さいという「意見書」を送付していたが、「拒絶査定」となった。この方は、ここ15年ほどの間に80件余の出願を行い、そのうち、4件が特許されている。最新は、2015年3月の「湿布付き救急絆創膏」である。その余りに簡単過ぎた発明の説明全文を以下に示す。(一部の表題部と文番号は除いた)===本発明は、時間を遡る光子で未来情報を過去に転送する装置に関する。従来、未来情報はわからず急な災害等で多くの命が救えない状況を従来技術では、なすすべがなかった。従来、未来情報はわからず過去の情報に頼るしかなかったが最新量子論で解決を試みる。量子もつれ光子生成装置で光子を飛ばすか飛ばさないかの2進法により、時間を遡り、発生装置に戻る光子を2進法の未来文字情報で過去において解読する。【発明の効果】過去において未来情報を知る。【発明を実施するための最良の形態】量子もつれ状態になった2個の光子の生成をある種の光学結晶にレーザー光を当て結晶から同時に出てくる双子の光子が量子のもつれになっていて、量子もつれ光子生成装置で光子を飛ばすか飛ばさないかの2進法により、時間を遡り、発生装置に戻る光子を2進法の未来文字情報で過去において解読する、以上の如く特徴を持つ量子もつれ光子生成装置利用2進法未来情報過去受信装置。【産業上の利用可能性】光子を過去に送って操作するデバイスは、量子情報技術の具体的なものであり、情報社会の進化を促し、災害、救急時に事前に未来から情報が過去に知らせがあり、十分な時間をもって対応でき、産業上の利用可能性は高いと解される。===拒絶査定の理由は三つ。1)自然法則を利用していない2)発明が明確でない3)発明を実施するに足る説明が記載されていない