テーマ:介護・看護・喪失(5316)
カテゴリ:父の死
お彼岸ですね。
連休にはお墓参りに行ってきます。 車で2時間ほどだけど天気が良いようなので 楽しいドライブになるといいな。 モカモカはお線香をあげたりするのが ひとつの遊びになってしまっているようで 思いつくと「なーむーする。おせんこうあげる」と 骨壷の入った箱の前に行きます。 鐘をたたくのが面白いみたいです。 でも、やたらと鳴らすのは怒られるから お線香にかこつけているんですね。 今日は、そんなモカモカに気づかされました。 モカモカのボーイフレンドからホワイトデーにもらった大事なお花。 テーブルに飾っておいたのですが モカモカは「お花はじいじでしょー」と言いながら 持って行きました。 「これはモカモカのだからいいのよ」とテーブルに戻したら いつの間にかまた父のところに・・・。 そして、造花のガーベラを欲しがるので安かったしいいかって 買ってあげたらそれも家に着くなり父のところへ。 「モカモカね、飾ってあげたの」と報告しに来ました。 そういえば、最近、花って飾っていなかった。 引越し前だから片付けることばかり頭にあって 余計なものは買いたくなかったから。 ふとした時に「じいじ、もう痛くないもんね~」と 言うことがあります。 私がモカモカによく言っていたので覚えているのでしょう。 父の痛がっていた姿が印象深かったのでしょう。 リウマチのために最後の1年くらいはモカモカを 抱っこすることもできなかった父。 少ない年金の中からわずかだけどモカモカに服やおもちゃを 買ってくれました。 モカモカのことは無条件にかわいがってくれたことを思うと 私の薄情さに涙が出ました。 父のしたことはまだ許せないけれど 私にとっては子供の頃から苦労をさせられた父であっても モカモカにとっては「じいじ」で・・・。 恨みも何もなく、ただ、家族だったんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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