カテゴリ:スピリチュアルな考察。
占星術の「第一ハウス」と、そのはじまりである「アセンダント」の解説して、『完全マスター西洋占星術』松村潔、著 説話社 2004年の中には、とても興味深いとらえ方が書かれています。
子宮の中にいた人が、誕生して、地球の上で暮らす、という、「球」の中と外という、存在の反転のとらえ方が、書かれています。(P.209) ここでいうところの、子宮と地球という「球」を、「受容力」という視点で見た時に、興味深いことが見えてくるなぁと、感じる、ふたつの絵本があります。 そのひとつめは、『てぶくろ』という絵本です。ウクライナ民話で、エウゲーニ・M・ラチョフ絵、うちだりさこ訳。福音館書店。 http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A6%E3%81%B6%E3%81%8F%E3%82%8D%E2%80%95%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%B0%91%E8%A9%B1-%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%82%91%E4%BD%9C%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E2%80%95%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BBM%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%95/dp/4834000508/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1331772756&sr=1-1 小さな子どもたちが大好きな絵本の、ひとつでした。ご存知の方も、多いのではないでしょうか。 お話しの内容は、いたってシンプル。寒くて暗い雪の日に、おじいさんが森を歩いていて、片方の手袋を、落としてしまいます。 すると鼠がそれを見つけて、手袋にもぐりこんで、そこで暮らすことにします。 そうすると、そこにカエルがやって来て、わたしも入れて、と言って、一緒に暮らすことになります。 このようにして、うさぎも、きつねも、おおかみも、いのししも、そして最後にくまもやって来て、一緒に暮らすことになりました。 手袋は今にも、はじけそうです。 そして最後は、おじいさんが手袋を落としたことに気がついて、探しに戻り、みんなは森のあちこちに、逃げてゆく、というストーリーです。 ☆ もうひとつは、長新太の『くまさんのおなか』という、絵本です。 http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%AA%E3%81%8B-%E9%95%B7%E6%96%B0%E5%A4%AA%E3%81%AE%E3%81%B5%E3%81%97%E3%81%8E%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E9%95%B7-%E6%96%B0%E5%A4%AA/dp/4052010604/ref=sr_1_6?s=books&ie=UTF8&qid=1331773748&sr=1-6 こちらも、てぶくろと同じように、ぬいぐるみのもこもこのくまさんのおなかの中が気持ち良いということで、いろいろなものたちが、入れて入れてと、入って来るというお話しです。 (いま、この絵本がどこに行ったか、探してみたけど見つからないので、先日被災地に送った絵本の中に、入っていたのかも知れません。) こちらは、でも、てぶくろと違って、ぬいぐるみのくまさんは、困っています。太陽とか、いろいろなものが、たくさん入り過ぎているからです。 たしか最後には、ハリネズミが大量に入って来て、みんな痛い、痛いと言って、出て行ったのだと、記憶しています。 ☆ ウクライナの民話のほうでは、てぶくろの受容力は、限界が無いのかも知れない、という自然への期待感と信頼感が描かれているようにも思われます。 そのいっぽうで、現代の絵本作家である、長新太の絵本のほうは、いやいや受容力には限界があるんだよと、うたっているようにも見えてきて、その両方ともがとても大切なことのように、思えたりもしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.14 14:20:21
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