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♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

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2013.06.23
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6月16日(日)は、神話研究会で、古事記上の巻の最終回、海幸彦と山幸彦をやりました。

次の絵は、その時私が描いた絵です。


130623_165420.jpg


これをこうしてアップしていて初めて気がつきましたが、この絵は、十牛図第十図の時の、続き絵になっていますね。

十牛図第十図の時に描いた絵は、こちらです。


130527_155802 - コピー.jpg


もちろん、神話研究会の時には、第十図の時に描いた絵のことは、意識レベルでは、忘れているのですが、定期的なお絵描き講座では、このような続き絵は、頻繁によく起こります。

そこの、言葉ではうまく言えない、だけど絵に描くことで初めて見えてくる「続き絵」の部分などからも、その人の中で起こっている「変化」や、その人の中に流れている「神話」を、読み解いて行ったりしています。

私が描いたこの絵を、自分で読み解いて行くとすると。。。

この神話研究会の絵では、写真ではわからないと思いますが、赤い渦巻と対になって、白い渦巻が描いてありますので、これは、赤色と白色の対の絵ということになります。

中央の球のところで、その二色は、混じっています。

わたしは、自分では、これは、火水(かみ)と風土(ふうど)の混合と読みます。

火水(かみ)は、つまり、神(かみ)で、古事記は神のおはなしでもありますが、そのほかにも、風土記があります。

それと同じように、古事記の中でも、上の巻の終わりのなってくると、天つ神と国つ神の存在が出てきます。そしてそれらは、婚姻によって、混合されて行きます。

絵の背景の白色と黒色は、シュタイナー派で言われている、「大きなUの字」を思わせます。この世に生まれてきて、生きて、そして死んでゆく、「大きなUの字」のことです。

この、神話研究会の絵では、数字の「6」と「9」は、丸のところで、合体しています。

ひとつの、「天地人」の統合のかたちも、みることができます。

少しずつ、少しずつ、赤から白に移行している実感が、わたしの実人生の中で、強まってきています。



このほかにも、講座では、興味深いテーマが浮かんできたりしました。

それは「美とは?」というものでした。

山幸彦にしても、オオクニヌシにしても、女性にみそめられる人だったので、美しい男だったと言われていたり。

コノハナサクヤヒメのおはなしや、ヤマトタケルのおはなしなど、古事記には美しい人や美しい神が、登場します。

「美」とは何ぞや?について掘り下げてみると、なかなか興味深い深層の扉が、開かれる感じでした。人は美の中に、何を見ているのか?というような、おはなしになりました。



そして、古事記全体を振り返ってのまとめを、簡単にすることは難しいですが、ひとつのキーワードに「蛇」ということがあるようにも思いました。

「蛇」にしろ、「熊」でも「サメ」でも良いわけなのですが、それらは国つ神と深い結びつきを持っていて、大変なパワー・生命力の象徴なわけですが、それらとの結びつきが、少しずつ少しずつ、恥ずかしいこととして、裏に回ってゆく経緯が、古事記から読み取って行くことができることがわかりました。

余談になりますが、先日テレビを見ていたら、コマドリ姉妹が蛇料理を食べているのを、見ました。たしか、マムシとかハブとか、毒蛇と呼ばれているものだと思います。だけど、コマドリ姉妹のおひとかたは、この食事で若い頃、ガンを克服されたのだとか。

ふうむ。蛇は、たいへんな滋養強壮食でも、あるわけなのですね。



そうだ。

私はこの絵の中に、古事記が持つ神話性と生命力と、その両方を描きたかったのかも、知れません。



《追記です。》

それで、このあたりのことを、欧米に対応させたときには。タロットの、ライダーウエイト版の、1.魔術師における、「白い百合と赤い薔薇」の象徴に、置き換えられるのかも知れません。

そして、このことは、シュタイナー対応では、白がアストラル体、赤がエーテル体ということも、言えるのかも知れません。

アストラル、つまりそれを言葉と結び付けたのがアストロロジーで、これが白色。

地上のガイヤそして、月の象徴、エーテル体が、赤色ですね。





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Last updated  2018.08.06 15:37:48
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