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♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

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2013.07.22
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きのう、神話研究会の『古事記のお絵描き講座』の、トータルリーディングがありました。

トータルリーディングというのは、継続のご参加の方が描かれた絵を、おひとりずつ、最初から最後まで全部並べて、リーディングするというものです。

これをすることで、「一回ずつのお絵描きとそのリーディング」だけでは見えてこない、トータルなものが、浮かび上がって見えてきます。



今回は、『古事記』八回分の絵のリーディングがメインで、それに加えて、『ダンテ神曲』三回分のリーディングもしました。

同じ参加者の方でも、『神曲』のお絵描きと、『古事記』のお絵描きでは、はっきりとした変化がありました。

この、おひとりの人の絵の上に現れた、はっきりした変化こそが、『神曲』と『古事記』の違いということになります。

あえて簡単な言葉で表現するとしたら、『神曲』は、こってり。『古事記』は、淡泊。

ヨーロッパの『神曲』と、日本の『古事記』の特徴が、はっきりと絵の表現の中には、現われていました。



と、このように、言葉で表現すると、なんか、「あたりまえでしょ」という感じになってしまいますね。

とっても残念です。

参加者の方の絵を見ていただくと、きっと「ほんとだ!」と、感動的だったりすると思うのですが。。。



このように、何の神話の絵を描くか?ということは、「どのロールの上に乗るか?」といったような体験になることが、わかりました。

『古事記』のロールは、おおらかで、すがすがしくて、シンプルであることが、参加者の方たちが描かれた絵に、共通していました。

色彩としては、背景の白色が、とても特徴的なように、思えました。

日本の神さまがいらっしゃるような、創造のエネルギーに満ちた、だけどやさしい白色のように思えました。



神話のお絵描き講座と言いましても、わたしが開催していますお絵描き講座では、「スサノオが登場したから、スサノオの絵を描きましょう。」というものではありません。

神話のおはなしにひとつひとつ触れて行き、そのおはなしを自分の中に取り込むプロセスはあるのですが、絵としてアウトプットするのは、かきたいものをかきたいように描いていただきます。

そのことによって、「参加者おひとりおひとりの神話」に触れた部分が、絵として現わされて行きます。

この、「おひとりおひとりの神話」というものは、ふだんはあまり意識できないものだと思いますが、このあたりに触れる時間を持つことで、「元気になったり」「生きることの見え方が変わって行ったり」「現在の人生テーマが浮上して行ったり」「自分のしたいことがはっきりしてきたり」・・・。

そんな体験を、参加者の方たちは、されています。



「絵」と「現実」とは、ちょっと呼吸のように、はき出したり吸収したりの相互作用が、起きてきます。

わたしもリーディングの中で、ご一緒に、そのあたりのことに触れさせていただいています。





★遠藤洋子が開催しています、お絵描き講座などのご案内は、どうぞ《こちら》をご覧ください。





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Last updated  2018.08.06 14:57:03
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