カテゴリ:東京星図めぐり・旅行・街歩き
王子神社の、拝殿です。
王子神社の御祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)の五柱で、総称して「王子大神」とお呼びしているとのこと。 「王子大神」というのは、紀州(和歌山県)熊野三社権現(本宮・那智・新宮)の御子神さまの呼称で、熊野古道には多くの王子神が祀られていたのだそうです。 王子神社の、創建は詳らかではありませんが、源義家の奥州征伐の折、社頭にて慰霊祈願を行い、甲冑を納めた故事も伝えられ、古くから聖地として崇められていたと思われます。 元亨2年(1322年)、領主豊島氏が紀州熊野三社より王子大神をお迎えして、改めて「若一王子宮」と奉斉し、熊野にならって景観を整えたといわれているそうです。 (以上、王子神社の公式HPより、引用してまとめさせていただきました。) こちらは、王子神社の拝殿の前の、こま犬です。 拝殿の前の、ご神木です。 王子神社の表参道から見た、鳥居です。 この日は、星図めぐりに行く前に、浅田次郎さんの憑神という映画のことを、思い出していました。 [asin:B000UPTE02:detail] 確か、そこに出てきた、「神は永遠・人は刹那。でも、神は刹那に嫉妬する。」というような言葉を、思い出していました。(ちょっとこの言葉は、正確ではないのですが。。。) この、神さまと人間の定義は、わたしの中に、生き続けている定義となっているなと、思いました。 これらのことを、別の言葉で表現すると、神は普遍。人間は有限。でも良いのかも知れません。 それで、王子神社には初めて行ったのですが、とても良い神社で。(良い神社というのは、きのうの私にとっては、な、わけですが。。。)正殿の前で参拝していると、たしかに、普遍にアクセスできた、手ごたえがありました。 これはつまり、難しいことではなくて、何も考えずに、無心になるということなわけですが。。。 そういうアクセスができると、人は、日ごろの穢れを落として、パワーチャージができるのだなぁ、と、パワー・スポットが持つ、効用みたいなものを、あらためて、認識したりしたのでした。 普遍の世界は、不変で、無時間の世界で。。。 その無心の光は、私たちの中にもあるのだけど、ときどき忘れたり、してしまうから。 だから、エネルギーレベルで、車とガソリンスタントみたいな感じで、神社がいろいろなところにあるのだと、思いました。 ☆ 《王子稲荷》 王子稲荷は、その洪積層と堆積層の境の坂の、下のところにあります。 写真の奥に見えているのが、王子稲荷です。 毎回、星図めぐりは、どこに行くのか、自分のアンテナを立てて、場所をサーチしているのですが。。。 今回は、はっきりと、王子でした。 そしたら、王子稲荷で、撮影をしていました。 「何の撮影ですか?」と聞いても、そこに居たスタッフさんは、教えてくれなかったのだけど、帰り道、商店街とかで、今放映中の、あるテレビドラマで、町興しをしようと盛り上がっていることがわかりました。 私はそのテレビドラマとか、見たことはないのだけど、つまり、王子は今、いつもよりも、エネルギー的に、少しホットな場所になっていることがわかりました。 撮影していたのは、そのドラマの最終回だったみたいで、このあと間もなく、このテレビドラマは、終了したみたいでした。 撮影中のため、かろうじて本殿の参拝だけは、させていただけたのですが、王子稲荷の中を散策したり、あちこち撮影することは、残念ながらできませんでした。 上の写真は、王子稲荷の脇の坂道です。 坂を上ってみたら、そこには公立の小学校がありました。 ちょっと、天空な小学校のような感じがしました。 それで、再び、その坂を下りてみました。 王子稲荷の保育園に生えていた、イチョウの樹です。 保育園の隣にあった、王子稲荷の門です。 この日は、「きつね」についても、考えました。 少し前に、テレビでなのですが、「王子の狐」という落語を、たまたま見ました。 そこに出てくる、視点が、おもしろいなぁと思いました。 男の人の語り口をしている時は、男の人側の視点と気持ちを。女の狐の語り口をしている時は、女の狐側の視点と気持ちが、その落語では、ほのぼのと語られていました。 落語の他にも、「手袋を買いに」や「ごんぎつね」の絵本のおはなしも、思い出していました。 [asin:4591005313:detail] [asin:4039632702:detail] これらの、落語や絵本に共通しているのは、狐というのは、家や町などの周りの境界線のあたりに、存在しているものなのだと、思いました。 落語に出てくる女の狐も、街の中心でまともな暮らしを営んでいるのではなく、街のはずれに住んでいます。 絵本に出てくる狐も、村はずれから、村の暖かい人の暮らしや親子の情愛を、見ています。 狐自身は、それらの町の中心や、まともな暮らしや、暖かい家族から、一歩身を引いて、離れたところで見ている存在なのだなぁと、思いました。 帰り道から見えた、夕日です。 射手座地区は、東京の他のところに比べると、とても坂や階段が多い、アップダウンのある地域です。 ☆ こちらの《東京星図めぐりレポート》のサイトに、第76回射手座地区の音無渓谷・王子神社・王子稲荷を、全部まとめてアップしてあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.05 16:51:25
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