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2014.02.10
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アプロディーテーは、ギリシア神話の、愛と美と性を司る女神です。占星術では、金星に対応されています。

ただし、アフロディーテという小惑星も、別にあります。これは1935年09月24日に発見されました。

トランシットの太陽が天秤座にイングレスした時の発見というのも、おもしろいですね。天秤座の支配星は金星ですし、アプロディーテーの司る美とは、容姿の美しさなので、天秤座的だからです。



IMG_0232.jpg



今回、神話研究会で、ギリシア神話の女神アプロディーテーと、占星術の天体金星とを比較してみて、このふたつは、合致するところと、差異があるところがあることに、気がつきました。

合致しているのは、美と恋愛とそれに伴う性的な部分。

差異があるのは、まず、お金の部分。占星術の金星では、お金についての要素も読みますが、神話のアプロディーテーには、その要素は見受けられません。

また、芸術的なことについても、女神と金星の間には、差異があります。

占星術の金星では、芸術的要素も読んだりしますが、アプロディーテーには、芸術を司る要素は、見受けらません。

芸術を司り、アーティストに霊感を与えるミューズとは、ギリシア神話でのムーサたちのこと。ムーサたちは9人いて、父はゼウス、母はムネーモシュネーとされています。

アプロディーテーの生い立ちは、諸説ありますが、そのひとつは少し変わっていて、クロノスによって切り落とされたウーラノスの男性器が、海に捨てられるわけですが、それにまとわりついた泡(アプロス)から生まれた、とされています。

アプロディーテーは、東方起源の性質を持つ女神で、古代オリエントや小アジアの豊穣の植物神・地母神であったと、考えられているそうです。

このあたりの流れが、ギリシア神話の中でアプロディーテーが、外来の神として語られているゆえんとされています。

アプロディーテーは、これを身につけていると、どういう相手でも、たちまち恋のとりこにしてしまう、魔法の帯を持っています。

これはめったに、他の神に貸したりはしないのですが、ヘーラーはこれを借り受けたりしています。

夫は、鍛冶の神、ヘーパイストス。

アレース(火星)が、恋人です。



ローマ神話では、アプロディーテーの名前は、ウェヌス(Venes)。

この英語形が、ヴィーナスです。





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Last updated  2018.08.05 16:32:35
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