カテゴリ:アート リーディング(神話研究)
ギリシア神話で、ヘーラーは、最高位の女神と位置づけられています。
その位置付けの理由は、主神ゼウスの正妻であるからです。この主神ゼウスとヘーラーは、双子の姉弟であったとも、されています。 この名前は、古典ギリシア語で、「貴婦人・女主人」を意味しているとのこと。結婚・母性・貞節を司ると言われています。 (写真はウィキィペディアより。) ローマ神話に対応されるのは、ユーノー。占星術では小惑星ジュノーが対応されています。小惑星ジュノーでは、「夫婦関係やパートナーシップにおける、正当な権利の主張」に関わるとされています。 ☆ トロイア戦争の発端ともなった、エリスの「林檎投げ入れ事件」の、このエリスは、このヘーラーの子どもです。エリスは、アレース(マルス・火星)と双子の兄弟とされています。 ヘーラーの子どもたちは、この他にも、鍛冶の神ヘーパイストスと、ガニュメーデスが登場するまで神々に美酒を注ぐ役目をしていたへーべーがいます。 ☆ また、その「林檎投げ入れ事件」に端を発して、「パリスの審判」ということが、行われます。 それは、ヘーラーとアプロディーティーとアテーナーの三人の女神が、美を競うものですが、この時三美神はそれぞれ自分の受け持っている役割の中での最大の恩恵を、パリスに与えようと言う場面があります。 その時、ヘーラーはパリスに対し、「全アジアの君主、この世で一番裕福な人間にしてあげよう」と言っています。なので、人を出世させたりお金持ちにさせたりする力を、ヘーラーは持っていたと考えることができます。 ☆ また、ヘーラーは、自分の気に入った人間や動物に予言の能力を与える力を持っているとも、されています。 ☆ この他にも、赤ちゃんだったヘーラクレースに乳を飲ませた時に、吹き出した乳が、天の川(ミルキィ・ウェイ)になった、という逸話も、有名です。 ☆ 小惑星は、意識を向けると、具体的に発動しやすい、ということを、講座のたびごとに実感します。今回の講座でも、参加者の方たちのお話を聞いていて、そのように思いました。 ☆ 次回、神話研究会は、3月5日(水)午後1時からの開催です。 くわしいことは、《どうぞこちら》を、ご覧ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.05 16:25:27
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