カテゴリ:スピリチュアルなつぶやき。
しばらくのあいだ、親族にお葬式が無くて。
たずねてみたら、前回のおばさんのお葬式は、震災があった年の5月だったとのことなので、4年前だったのかな? その間、知らない間に、世の中のほうが大きく変わってきたのだなぁと思ったのですが。 80歳を過ぎてのお葬式は、天寿を全うしたということで、おめでたいこととして、参列してくださった方に、紅白のタオルを配るようになって来た、ということ。 ほんとうは、80歳を過ぎての享年とかの数字はあまり関係無くて、きっとみなさん、いろいろな意味において、大往生なのだと思いますが。 黒澤明の『夢』という映画の最後に、明るく楽しい、おめでたいこととしてのお葬式が出てきていて。 それを見た時から、あぁ、こういうお葬式は良いなぁ~、と思っていたので。 だんだんと世の中が、そのような方向性になってきていることを知って、とてもうれしかったです。 たしか曹洞宗だったかな?その宗派では、死は穢れではないので、お清めのお塩は配らないのだそうです。 生死観という言葉があるけど、生きるということと死ぬということの観念は、鏡合わせみたいになっているところもあると思うので。 死観が変わると、生観にも変化が起きますね。 わたしたちは、誰もが生まれ誰もが死んで行く、とっても不思議な世界に住んでいるのだなぁと、あらためて思ったりもしました。 長生きするのが良いのか悪いのか、わかりませんが。 そして、お話を聞いていると、お年寄りたち自身も、そのように思っているみたいですが。 でも、「長生きしてね。」という言葉は、その人に対する存在の肯定なのですね。 むかし、小さな子どもたちに、「お誕生日おめでとう!は、生まれてきてくれてありがとうなんだよ。」と、教えてもらったことがありました。 それと同じように、「長生きしてね。」は、相手の人への、存在の肯定なのだと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.04 11:22:35
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