カテゴリ:アート リーディング(神話研究)
これは先月の神話研究会のレポートです。先月いそがしくて更新できなかったので、おそくなりましたが、今日アップします。
☆ さそり座に対応されるギリシア神話は、狩人オリオンを殺した大サソリということになっています。 このさそり座とオリオン座は、天球上でおたがいに正反対に位置していて、同時に姿を見せることが無いことが、世界各地の神話でこのような、さそり座VSオリオン座というおはなしと、なっているようです。 日本においては、この星座はヲロチとされています。ヤマタノヲロチのことです。オリオン座は日本ではカラスキと呼ばれ、中央の三つ星がヲロチを討ったスサノヲのクサナギの剣と言われています。 ☆ さそり座というサインについてのおはなしが、研究会の中ではいろいろと出てきました。 およそ1983年から1995年まで、降格した冥王星はさそり座にありましたが、その時の社会情勢や世の中の出来事なども、話題になりました。 ただこの頃には、1979年から1999年まで、冥王星は海王星の軌道の内側にありました。そのようなことが無かったら、冥王星はさそり座の支配星なので、もっと強い影響力の出方をした可能性が考えられます。 そういうことに思いをはせた時、どこかわたしたちは、やはり守られているのだね~ということになりました。 ☆ 時間軸や空間軸をもっと引き伸ばしてみた時に、時代的には、とか、世界レベルでは、なかなかすごいさそり座・冥王星的な出来事とか考え方とかを、ピックアップすることができます。 そんな話題も出たのですが、そうしたら、現在冥王星の軌道などが、パラレル的に移動していて、さそり座星座を通過する期間が、かつてに比べると減少している傾向にあることを指摘している人もいました。 さそり座星座の通過部分が減少している分、増えたのが、13星座占いで有名なへびつかい座なのだそうです。 これは神話レベルでの解釈としては、少しおどろおどろしい「怨念」と「呪い」とかいうようなさそり座・冥王星的要素が、時代的に減少傾向にあることとリンクしている、ということになりました。 その分増えたのが、へびつかい座・アスクレピオスが持つ、生と死の境界線の問題と言えるね、という指摘もありました。クローン技術や万能細胞の開発など、へびつかい座・アスクレピオスの神話が示している、生と死の境界線の問題は、現在の世の中に、再生していますね。 この絵は、まえに私が子どもの造形教室をやっていた時に、小学校3年生くらいの男児が描いたヘビの絵です。男児はその年齢の頃、好んでヘビの絵を描くことがあります。 神話的象徴として、ヘビはとても深くて広い意味を持っています。 ☆次回神話研究会は、2016年01月13日(水)午後1時からになります。山羊座サインを取り上げます。くわしいことは、どうぞ《こちら》をごらんください。 ☆今までの神話研究会のレポートは、どうぞ《こちら》をご覧ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.06 15:26:52
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