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♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

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2016.11.11
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アメリカの大統領選、ビックリでしたね。

これがドナルド・トランプ氏のチャートです。



だけどこれからここに書くことは、彼のチャートの分析ではありません。

これからここに書きたいことは、「毒舌」が持つ心理操作について。

文章として書いて行くことで、わたし自身も、なんか「もやもやっと感じているけど、うまく言えないこと」を、まとめることができると良いなと思っています。



選挙の数日前にテレビを付けていたら、パックンという外国人のタレントさんが、トランプ氏の演説が「うまい! 上手だ!」と、さかんにほめていたことが思い出されます。

パックンさんは「トランプ氏が、わかっていて意識的にこのような演説をしている」というようなことを、言っていました。

「わかっていて、意識的に、毒舌や過激発言を使うということについて」は、先週このブログでチャート読みをした「辛口俳句先生」を取り上げたテレビ番組でも、これは本当は彼女のキャラでは無くて、テレビ用に作っているみたいです。となっていました。

私のところにも数年前に、占い師として、あるテレビ番組に出演しませんか?というオファーが来て、ディレクターさんと丁寧な打ち合わせをしたことがあったのですが、その時の要望が「細木数子さんみたいな辛口トークをお願いできますか?」ということだったので、丁寧にお断りしたということがありました。

と、ここに書いた例からわかることは、つまり。。。
「辛口や毒舌は、テレビなどでは、うける」ということ。

どうして辛口や毒舌がうけるのかと言うと、結局のところわたしたちは、言いたいことがあってもそれをストレートには表現しにくい社会の中で、不満を抱え込みながら生きているから。。。ということができるのでしょうね。

だからこそ、その不満を代弁してくれるような辛口や毒舌を聞くと、スッキリできる。ということもありそうです。



だけど、今回の大統領選のトランプ氏の演説は、それだけには収まっていない感じです。

このあたりのことを掘り下げてみたいと思います。



「わたしは今、トランプ氏が、嫌いです。」

このように書くと、「は? 何言ってんの、あなたがトランプ氏のこと好きか嫌いか、そんなこと聴きたいんじゃあない。それはどうでもいいじゃあない。」と思われてしまうと思います。

ようするに私たちは、「その人のこと好きか嫌いか」などということでは無くて、「もっと理性的に物事をとらえなさい」という教育を受けて育っています。

だけど、このあたりが、私が今回の大統領選を通して感じている、もやもやっとしているあたりに、触れるところなのです。

トランプ氏が、この大統領選でやって来たことは、それを観た人の「感情」に触れるのです。

このあたりのことは、「トランプさんは、アメリカ人の本音に触れている」と言っている人もいますね。

「オバマさんが大統領に勝利した時の演説の内容は、もっと格調高かった」と嘆いている人もいました。

格調高く理想を求める姿勢をAと呼ぶとしたら、その下には、インナーチャイルドをふくめたBという姿も、私たちは持っています。

Aの姿は、社会性の中で構築された、いわば「たてまえ」的な姿で、Bの姿は、「本音」的な姿と言うこともできるでしょう。

そして、先ほど取り上げた、「好きか嫌いか」という感情は、このBのほうにふくまれます。

トランプ氏は、今までの大統領候補の人たちが、自身のAのすばらしさをアピールしてきたのとは違って、みんなのBに働きかける方法を使っていたことになります。

Bには、インナーチャイルドも含まれると書きましたが、きのうのテレビでは、アメリカの小学生にもトランプ氏のこの演説が浸透してしまって、先生たちが困っている、と言うのをやっていました。

差別の感情が、子どもたちにストレートに伝播してしまっている、というのです。

そう。こちらのBへの働き掛けは、子どもたちにも伝わるものなのです。



今までの欧米の価値観では、「Bは抑えたりコントロールしたりして、立派なAを成長させるべき」という路線でなされてきました。

敗北を潔く受け入れた、ヒラリー氏の姿は、この旧来のAの姿なわけですが、それはそれで、人間としては立派なあるべき姿勢だと思います。

しかし、今回の大統領選では、今までのそれとは違う作戦をとったトランプ氏が、勝利しました。

Bに上手く働きかけたことが、Aを上回ったわけです。



このBについては、先ほどわたしは、インナーチャイルドという言葉を使いましたが、禅の十牛図に出てくる「牛」なども、このBを象徴しているということができると思います。

近代以降の欧米の考え方よりも、環太平洋とか東洋のほうが、Bを取り扱ったものが残っているとも言えるかもしれません。(グリム童話などには、読み解くとBを見出すことができます。)

オポノポノのウニヒピリもBということができるでしょう。



こどもの造形教室をやっていた時に、子どもたちは強いストレスを感じると、赤ちゃん返りをして自分自身を守るというのを、なんどもみてきました。

Aを一歩一歩構築中の子どもたちなのですが、ときどきBに戻るのです。

こどもたちがBに戻る時の方法はいくつかありますが、そのなかのひとつに、「言ってはいけない言葉を言う」があります。

Aになって行く時に、タブーとされた封印された言葉。。。
子どもたちにとって、それらの言葉とは「オシッコ・ウンチ・オッパイ」。。。

なんて微笑ましいタブーの言葉と思われるかも知れませんが、これらの言葉は、それを口にしている本人にしたら、存在のプライドに関わるたいへんな言葉たちなのです。

これを思う存分言っても、ここでは許されるという、安心した場所の中で、これらの言葉を吐き続ける子どもたちの表情は、最初暗かったものが、徐々に明るさを取り戻して、そして最後には笑い転げて、はい、おしまい。スッキリとして、帰って行くのでした。



わたしたちはこれから、Bに働きかけられることについて、もっと意識的に防御しなくてはならない時を迎えたようです。

アメリカという国の底に溜まりに溜まったBの本音のエネルギー。ここに心理操作するかのように働きかけてしまったトランプ氏は、このあとどのように舵取りをして行くのかな?

誰もが不安を感じたわけで、私ももちろんその一人であるわけなのですけれど。。。

Bとどう向かい合ったら良いのかについて書かれているのが「ホ・オポノポノ」ということができると私は思っているので、この大統領選の記憶も、トランプ氏の記憶も、クリーニングして行こうと思っています。





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Last updated  2017.08.20 16:52:41
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