テーマ:十牛図(49)
カテゴリ:十牛図
蜷川幸雄さんの追悼の番組をテレビで見たのだけど。
その番組の中で彼を良く知る人が、 「下手な覚悟で、彼に近づいちゃあだめなのよ。彼と関わると、みんな変わっちゃうんだから。」 というような事を言っていて、 「あぁ、そういえば」と思い出したことが シュタイナーを学んでいた時に 高橋巌さんに対して そう言っていた人が 居たということ。 「高橋巌の中には、高圧電流が流れている。だから、下手な覚悟で近づいてはいけない。感化されて人生が変わってしまうのだから。」 ☆ ふむふむ。 これはまるで、十牛図第十図に登場するおじいさんの姿です。 ☆ でも、私は不思議と、かつて高橋巌さんご本人の講座を受けても、そのような感化を受けることはありませんでした。 なのでここには、ご縁とか相性とかも、強く働くのかも知れませんね。 ☆ それと、蜷川幸雄さんと十牛図第十図のお爺さんとの違いは、十図のお爺さんは、世捨て人としての生き方が描かれているのに対して、蜷川幸雄さんは、最後の最後まで第7図の世界の住人であり続けることを、自ら選んだ点にあると思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.05 12:16:39
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