鈴木健選手、正式に引退表明
ヤクルトの鈴木健選手、いや、勝手ながら元西武の鈴木健選手と書かせていただきましょう。正式に引退発表だそうで。→[記事]鈴木選手、今季限りで引退(ヤクルトスワローズ公式)今年はほとんど名前を聞かないなあ、とは思っていたのですけれども、とうとうその日が来てしまいましたが。私にとって、鈴木健選手と言えばやっぱり、1997年、リーグ優勝を決めたサヨナラホームラン。延長戦で、吉武真太郎投手から打ったんだった。私がプロ野球で優勝決定試合ってモノを球場で見たのは後にも先にもこのときだけ。確か、平日の夜だったと思いましたけど、まだ屋根のなかった西武球場にはお客さんがたくさん入ってまして。で、一塁側のお客さんたちがみんな打席に入っている選手を一生懸命応援している光景を見て、ああ、この万単位のお客さんが一つの目標に向かって心を合わせて応援してるんだな、って感じられて何だかじ~んと来てしまいました。って書くと、そんなの普段だってそうだろ~って言われそうだけど、この日は優勝決定試合だけあっていつもとは何かが違ったように感じたんですよね。で、鈴木健選手の一振りで優勝が決まって、ライトや一塁側席のお客さんみんな大喜びで。月並みですが、感動しました。帰りに記念に鈴木健選手のマグカップを購入。…あんまり似てない?私はこのテのグッズというものにほとんど興味がないんですが、あの日は買っちゃいました。今でも現役で使ってます。思えば、この年の西武は見ていて非常に面白い試合が多かった。大友進・松井稼頭央の1,2番がどちらかでも出塁すれば、盗塁してすぐにチャンスの出来上がり。すると高木大成・鈴木健・マルティネスの中軸3人が面白いように返してくれる。1点を取るのがとっても簡単に思えるチームでした。だから9回に1点くらい負けてても、1,2番からの攻撃だったら全然平気、みたいな雰囲気ありましたね。東尾西武が最も好調だった時期でした。(この2年後あたりからは1点を取るのってこんなに大変だったっけ? みたいな状況になるのですが…)西武時代の鈴木健選手はこの年あたりが成績的にはピークで、それからだんだん中軸打者としては物足りない成績に。が、その後、ヤクルトに移って見事に復活。移籍初年度だったので西武ファンとしてはちょっと複雑でしたけれども。優勝決定のサヨナラホームランを打ったのは、調べてみたら1997年10月3日だそうです。ほぼ、ちょうど丸10年。現役20年、折り返しの10年目があのサヨナラホームラン、そして20年目の今年でユニフォームを脱ぐということになるのですねぇ。長い間、おつかれさまでした。(っていう日に26年ぶりBクラス決定かぁ)