アジア都市対抗閉幕・秋田県が連勝
アジア都市対抗は全日程終了、JABA公式にもさっそく結果が載ってますね。ありがたいことです。これも参考にして、また今年も左側のフリーページのところに結果をまとめて載せておきます。(ただ、JABA公式は台湾の選手の名前間違えすぎ。初日の秋田県と台北市の試合なんて台北市のバッテリー8人のうち7人の名前が違ってるというのはちょっとヒドいのでは…)で、翌日に台湾での記事が出てから何か改めて書こうかと思ったのですけど、あんまり記事がないので、ひとまず棒球協会から出ているリリースから。[記事]高雄市投手控球失準,秋田縣隊輕鬆過關! 2007-03-11(big5)[記事]台北市隊守不住勝利,以2:3敗給北海道隊! 2007-03-11(big5)ほぼ展開が書いてあるだけなのですが、監督のコメントなどを拾うと。「決勝戦」で敗れた高雄市の陳哲祥監督は「投手のコントロールが定まらず、2,3回に四死球が多すぎたのが敗因」とのこと。数えてみたら、全部で10四死球だもんなー。台北市も、2回で降板した先発・林克謙投手が寒くて本来の力が発揮できなかったって書いてあります。ここ数日、神奈川は冬に戻ったみたいに寒かったんですが、新荘球場も中継画面を見てもスタンドにいたお客さんがコートを着たり毛布をかぶったりしててとても寒そう。天気予報を見ると台北周辺は昼間でも20度なかったみたい。しかも第二試合は夜の試合ですからねー。日本の2チームのほうが寒さには強かったかも。寒いせいか、日本の選手のほうがベンチから声が良く出ているように感じました(お客さんが少なすぎて選手の声が良く聞こえた)。それから表情を見るに、日本の選手のほうがリラックスしていて楽しそうに試合しているようにも。試合後はデジカメ持ち込んで記念撮影してましたね。●中継の感想など中継で最終日の試合を見た感想など。まず、TDKは強かった。野田正義投手は相変わらずスピード表示はせいぜい130半ばくらいなのにいいところに決めて次々と打者を打ち取っていく。一度エラー絡みで無死満塁になったときも落ち着いて併殺。打者も四死球をたくさんもらったのは確かだけど、たとえば相手の高雄市の2番手で出てきた李居冠投手はさすが高校の頃に大活躍しただけあって最速で146km/hくらい出てて、この日投げた投手の中ではいちばん速かった。でもTDKの打者は速い球でも逆方向やセンターに打ち返して野手の間を抜けていく。うまく打ってるように思いました。守備もTDKの内野は華麗な併殺守備など、流れるよう。他のチームもエラーはそれほどなかったとはいえTDKの選手と比べるとどこかぎこちない。ま、TDKも外野フライ落球が1つありましたけど。あと新荘球場は内野も天然芝のせいか、北海道チームも含めて日本の内野手は土と芝生の境目でバウンドを合わせ損なって内野ゴロを捕り損なうって場面が複数ありました(記録はヒット)。日本にいるとなかなかこういう経験はできないんだろうなー。で、今回も日本と台湾の対戦成績は日本の3勝1敗と日本の勝ち越し。日本からの参加が両方とも雪国のチーム、時期的なこともあって調整具合は台湾のほうが有利っぽい、今回は台湾のチームにとってチャンスかな、と思っていたのですが、結果はこのとおりでした。毎度思うことですが、日本の社会人は層が厚いです。連勝のTDKはさすが黒獅子旗チームでした。これならもしスポニチ大会に出てもいいところ行けたのでは?●優勝は秋田県?で、この大会は唯一2勝の秋田県が優勝ってことでいいのかな? それとも順位づけなし?別の記事の見出しには「亞洲都市對抗賽圓滿落幕日本秋田縣隊全勝奪冠」、つまり、秋田県が全勝で優勝した、と書いてあるから優勝っぽいのですが。そのわりには「決勝戦」で最後の打者が三振して試合が終わっても、TDKの選手たちは淡々としたもの。「優勝だ!」っていう感じでは全然なかったです。前回の大会のときは埼玉県の選手が決勝戦で勝った直後にマウンドに集まって喜び合ってる場面の写真が「グランドスラム」にも載ってたのに。せっかく日本からも台湾からもチャンピオンチームと言っていいチームが出場しているのに扱いが過去2回より小さくなってる気がすることも含めて、ちょっと締まりのない大会かな、と感じてしまったのでした。