世界大学野球選手権・中華隊は2位で決勝トーナメントへ
キューバで行われている世界大学野球選手権は予選リーグを終了。中華隊の成績はというと。成績は例によってここから。→[網頁]CAMPEONATO MUNDIAL UNIVERSITARIO CUBA 2006○台湾2-0プエルトリコ投手:増菘[王韋](9回)○台湾7-2メキシコ投手:陳建輔(1/3回)-王鏡銘(3回,1失点)-○林克謙(3+2/3回)-林家[王韋](1回,1失点)、羅嘉仁(1回)○台湾15-4バージン諸島投手:唐嘉駿(0回,3失点)-王鏡銘(5+2/3回,1失点)-○林克謙(1+1/3回)-鄭[山威]壬(2回)○台湾5-0チェコ投手:○李振昌(7回)-唐嘉駿(1回)-林家[王韋](1回)●台湾1-12米国投手:●陳建輔(3+1/3回,7失点)-林克謙(2/3回,1失点)-鄭[山威]壬(1/3回,3失点)-唐嘉駿(2/3回,1失点)-羅嘉仁(1回)というわけで中華隊は4勝1敗の予選リーグ2位で決勝トーナメントへ。中継ぎで2勝した林克謙投手は現在最多勝なんだって。しかも単独。このまま最多勝を守ると何かもらえるのかな?ただ、2,3戦目は勝ったけど、先発の陳建輔投手と唐嘉駿投手がそれぞれ1イニングも持たずに降板する心配な内容。それを打線が援護しての勝利。米国遠征・ハーレム大会と、今まで振るわなかった打線が今回はまずまず頑張ってるな~、って思ったのですが、それは相手投手のレベルがそれほど高くなかったためなのか。先月に7連敗した米国と対戦した4戦目はまたまた手も足も出ない感じで2安打のみ、投手もホームラン4本打たれてコールド負け大敗。やっぱり強いチーム相手だとコテンパンになっちゃうんだな~。2位以内は決まっていたので作戦かも知れませんが…。どうもこの夏の中華隊は、ハーレムでキューバや日本相手に相手に好投した投手でも今回は崩れ、バージン諸島にも12安打もされたように、きっちり計算できる投手が少ないような気が。エース格はインディアンズと契約しているWBC代表・増菘[王韋]投手に間違いない。でもそれに続く投手が誰なのかもはっきりしない。たとえば巨人の姜建銘投手は現役の大学生なんだから、日本に行かなければ当然この代表チームに名を連ねているはず。もしそうなら厚みが違うんですけどね。仕方のないことですけれども。決勝トーナメントでは増投手をどこで使うか。それで結果が大きく違いそうです。準々決勝の相手はイタリアです。●大学中華隊はキューバ米日韓に17連敗今回で3回目の世界大学野球選手権。台湾は第1回、第2回と続けて4位なんですが、上位は常にキューバ、米国、日本、韓国が。これは前回大会のときの記事に書いてあったのですが、前回大会までの時点で、世界大学選手権と前身のユニバーシアードを通じて台湾はキューバ米日韓に16連敗なんだって。・1993年の第17回ユニバーシアード米国大会・1995年の第18回ユニバーシアード福岡大会・2002イタリア世界大学選手権・2004台湾世界大学選手権この4つの大会を通じて、・キューバに4敗・米国に4敗・日本に4敗・韓国に4敗で合計16連敗。そして今回また米国に負けたので、これで17連敗。2002年には潘威倫投手が銅メダルをかけた日本戦に、2004年は蔡英峰投手が同じく3位決定戦の韓国戦に登板。プロ入りしてすぐに大活躍した即戦力投手が投げたのに、それでもキ米日韓には勝てない。高校年代までは結構強い気がする台湾なんだけど、大学世代になると強豪相手には歯が立っていないようです。さて、今回はどうなりますか。