熊、巨人二軍に3連勝
5日に台湾にやって来た巨人を熊が迎え撃つ親善試合、4試合中3試合が終わり、結果は熊が3連勝。いつもの緯來体育台で中継してたので、3試合とも見ちゃいました。●第1戦:熊6-5巨人 詳しい展開は→ここ(熊官網の文字実況)1戦目は展開的にはシーソーゲームだったけど、あまりにもエラーが多くてちょっとひどい内容と言わざるを得ない、かな。なんたって巨人5失策、熊3失策。ちょっと強いゴロが飛ぶと全部エラーなんじゃないかっていうくらいの勢いで両チームともエラー量産。ゴロのボールをお手玉して内野安打とか、ファウルフライを捕り損ねたりとか、記録にならないエラーも量産。それも含めれば20個くらい行ってるんじゃないかってくらい。それにまた試合時間が長いんだこれが。ちょっと途中、飽きてしまった。で、試合は熊が陳峰民選手2ラン、鍾承佑選手が先制ソロに逆転2ランと、下位打線の一発攻勢で逆転勝ち。対照的に巨人は走者をためてつないで得点し、この流れが第2戦・第3戦と続くことに。記事によれば試合後の巨人・吉村禎章監督は「陳金鋒の打撃が強いのは知っていたが、下位打線まで火力が猛烈とは知らなかった」とコメント。そうだそうだ、暴力熊打線は強力なのだ(陳峰民選手はシーズン中1本、鍾承佑選手も3本しか打ってないけど)。一方の洪一中監督は、巨人の選手のスピードはお手本になるってコメントしたそうですが、私も見てて速っ!って思ったシーンを1つ。巨人の1番を打っている松本哲也選手。7回に普通のサードゴロを打ったように見えたのに内野安打。サード蔡宗佑選手の動きもちょっと緩慢だったかな。それにしてもあれを内野安打にするとは相当に速いんじゃ?●第2戦:熊6-3巨人 詳しい展開は→ここ(熊官網の文字実況)途中から視聴。序盤の巨人は台湾からの育成選手2投手が投げていたそうですが四球が多かったり、鍾承佑選手が2試合連続本塁打するなどして熊リード。で、中盤には陳峰民選手のこちらも2試合連続本塁打など、また長打攻勢で熊が突き放して勝利。日本のほうが台湾よりも力が上と言っても熊は一軍、巨人は二軍。台湾にも意地ってものがあるわけで、さすがに熊に勝って欲しいと思いながらこの親善試合は見ているのですが。でも、ENEOSを巣立っていった栂野雅史投手がああも次々と熊の打者に強い打球を弾き返されるのは見てて悲しくなりました。プロでも苦労してるみたいですねぇ。対照的に、NTT東日本出身の上野貴久投手は1イニングだけでしたが、追い込んでから落ちるボールを低めに決めてクルクルと3人続けて空振り三振。来年こそ一軍で活躍?巨人打線は見てる範囲だと熊先発・張誌家投手にうまいことあしらわれ、打たせて取られてました。張投手は6回1失点でこの試合のMVPだそうです。そういえば張投手は台中は地元でしたね。[記事]熊連勝 砲轟旅日小將(壹蘋果運動王)(big5)張誌家が林[羽廾]豪に提案するに「彼はこのようにスピードはすでに良い。しかし日本でやって行くにはコントロールのほうが球速より重要。ボクが日本で最初の3年は好成績だったのは、あの頃はコントロールがとても良かったから。日本では頭を使って投げる必要があるのさ」ふふふ、先輩風吹かせてます。前の試合でひどかった守備は、慣れてきたのか両軍あわせて3エラーだけ。8回、無死一二塁の場面では円谷英俊選手のセンター前に抜けそうな痛烈な打球を蒋智聰選手が横っ飛びキャッチで二塁アウトに。抜けていれば下手すると大量点ってところでいいプレーが出ました。なかなかやるではないですか。(でも熊の外野手はどうせ捕れないのに飛び込みすぎじゃないの?)●第3戦:熊4-3巨人 詳しい展開は→ここ(熊官網の文字実況)巨人は来日メンバーの中では最も格上と思われる木佐貫洋投手が先発。立ち上がりも完璧で、これは熊は厳しいかな、と思いきや、2回に陳金鋒選手がライトポール際ギリギリのところへソロホームラン。「え、入るの?」みたいな呆気にとられた表情の木佐貫洋投手。一度巨人が逆転したものの、木佐貫投手は4回5回にもは長打攻勢に遭い5回4失点でした。追い込むと落ちるボールで三振の山なんですが(5回で10奪三振)、それまでがいけないのか、打たれたヒットはほとんどが大きな当たりの長打。特に蔡建偉選手の逆転三塁打は軽く振り抜いたようにも見えたのにもう少しでホームラン。深々と右中間を破って行きました。脇役も頑張ります。この試合の熊は第1戦の途中で引っ込んでから出てこない石志偉選手に加えて林智勝選手や潘忠韋選手まで欠場。中軸選手がごそっと抜けてちょっと迫力不足かと思ったけど全然そんなことなかったですねぇ。巨人は8回にオビスポ投手が登板。育成選手だけど、剛速球を投げることで有名な投手ですよね。第1戦から投げてもいないのに何度も何度も中継のテレビカメラで写されてて、台湾でも注目されているらしい。で、マウンドに上がったら初球がいきなり152km/h。でも死球。いかにもすぎて笑っちゃった。1回を無失点でした。熊は1点リードのまま先発の徐余偉投手が8回まで投げ、最後は飛鵬投手が3連投で抑えるという親善試合らしからぬ投手起用で勝利。前の2試合でリリーフ投手陣がぽろぽろ失点してたし、この点は勝ちにこだわったか?この試合はついにエラーなし。雨で試合開始が2時間くらい遅れたわりに、結構早く終わりました。試合時間2時間半くらいだったかな。熊の地元高雄なのに雨のせいかちょっとお客さんの入りは寂しかったけど、試合ができて良かったですねぇ。巨人を呼ぶだけでかなりオカネかかってるみたいだし。●明日は蔡英峰投手vs野間口投手熊目当てで見てる試合だけど、巨人の二軍選手のことも3試合も見てるとだんだん覚えて来ちゃいます。社会人野球出身の選手以外はほとんど名前さえ知らなかったのに。1,2番を打つ松本選手や藤村大介選手はカッコイイですねぇ。足も速いみたい。4,5番の田中大二郎選手や中井大介選手は体も大きいし、雰囲気ありますね。あれで中身が伴ってくればものすごく飛ばすんだろうな~。親善試合は第4戦で最後。先発は蔡英峰投手と野間口貴彦投手の予定だそうです。