「蕭」の字をお手軽に出すには
ちょっと前の話になりますが、先日のドラフト会議で奈良産業大学の蕭一傑投手は阪神に1位指名されました。また日本のプロ野球に台湾人選手が加わることになりそうです。さすが阪神のドラフト1位だけあって、指名後は台湾よりも遥かに多くの記事が日本で出てます。さっそく「節約王子」なるあだ名をつけられてるみたいですね。人気球団の1位ですから周囲の期待も高く、プレッシャーもかかると思いますが、活躍すればきっとスーパーヒーロー。インタビュー記事などを読むと奈良に住んでいるので関西弁をしゃべるようですし、林威助選手もいる。溶け込みやすい球団なのではないでしょうか。頑張って欲しいですね。台湾では来年のWBCに向けて、海外に進出した若手有力選手を対象とした合宿が12月から行なわれるとのことですが、蕭投手も召集対象なんだって。さっそく代表入りの可能性もあるようです。●漢字変換野球の話からはズレますが、蕭投手の日本での記事を見ていてちょっと気になってしまうこと。それは「蕭」の字(草冠)を「簫」(竹冠)と間違われている例が結構多いこと。私がドラフト当日に見ていた携帯サイトでも最初は間違ってたし、今でも検索してみると大手新聞社サイトでさえも間違って書かれてる記事がかなり見つかります。google の検索結果"蕭一傑"の検索結果→40,400件"簫一傑"の検索結果→1,870件確かに見慣れない字ですもんね~。間違えるのも無理もない。そして、見慣れない字なので困るのが漢字変換。私の周りにある何種類かのパソコンでは「しょう」と入力して漢字変換しても、そのままでは「蕭」の字は出て来ません(「簫」の字も出ない)。私が普段、文章を作るときに使っているWindowsじゃないパソコンでは辞書登録したので別に良いのですが、この間、出先でWindowsのパソコンを使っていたときはちょっと困ってしまいました。手書き入力とか部首変換とかで何とかなりますか、面倒くさい。もっとお手軽に「蕭」の字を出す方法はないものか。まず他の読み方はないかと調べてみますと。字典によると、「蕭」の字はどうも訓読みでは「よもぎ」と読むらしい。へ~。でも「よもぎ」で変換しても「蓬」の字しか出ないや。失敗。(そういえば王子の蓬莱伸哉投手は指名されませんでした)姜建銘投手の「姜」は「生姜」(しょうが)と打って出すのが定番でした。そういう何か熟語はないかと探してみると…。あ、「蕭白」(しょうはく)と打つと変換できるみたいです!これでめでたく一件落着。でも「蕭白」ってナニ?曾我蕭白曾我蕭白(そがしょうはく、享保15年(1730年) - 天明元年1月7日(1781年1月30日))は、江戸時代の絵師。蛇足軒と自ら号した。(Wikipediaより)へ~、まったく知りませんでした。思わぬところで勉強になります。難しい漢字でも、有名な人がいるとお手軽に出せますね。蒋智賢選手の「蒋」→「蒋介石」(しょうかいせき)で変換黄甘霖選手の「霖」→「張作霖」(ちょうさくりん)で変換廖于誠投手の「于」→「単于」(ぜんう)で変換潘忠韋選手の「韋」→「なめしがわ」と打ってF5とか(最後のは違うけど)。あと、廖于誠投手の「廖」、倪福徳投手の「倪」、潘威倫投手の「潘」、彭政閔選手の「彭」あたりもお手軽に出せると楽なのに、方法が見つかりません。やっぱり地道に辞書登録がいちばんか。