台湾シリーズは第7戦へ
台湾シリーズ第6戦は熊が勝って3勝3敗のタイに。→熊6-5獅(CPBL官網)。6戦目にしてやっと本土投手が勝ちました(本土投手しか投げなかったからアタリマエだけど)。この試合は18656人もお客さんが入ったんだって! 今年でいちばんですよね、きっと。今年はシーズン中の客入りはかなりお寒い状況だったみたいけど、最後の最後で盛り上がっているようです。スタンドでは大仏や力士の仮装をしているお客さんがいて笑わせてくれました。試合は接戦でいっぱい見どころありましたけど、珍プレーで1つ。最後、9回表。1点負けている獅の攻撃。一死一塁で強い当たりのファーストゴロ、覇龍選手が一塁ベースを踏んで二塁に送球、楽々ゲッツーで試合終了、と思ったら。覇龍選手の送球が二塁へ向かう走者の陽東益選手の後頭部を直撃!ボールが大きくレフト方向に逸れて、もちろんセーフ。試合終了を確信してもう両腕を高々と上げて万歳していた許文雄投手がバツが悪そうにしてたのを見てちょっと笑ってしまった。もしここから同点→逆転となればシリーズの勝敗を分けた大珍プレーになるところだったけど、次の潘武雄選手をセカンドゴロに打ち取って試合終了。許文雄投手、今度こそ本当に万歳。ああいうプレーからひっくり返るのも何なので、普通に終わってホッとしました(別に熊を応援してるわけじゃないけど)。思いっきり頭にボールを当てられた陽東益選手もヘルメットの上からで特に何事もなかったようで、こちらも何よりでした。一歩間違えれば笑い事で済まないし。●陳金鋒選手が1人で2発5打点試合は獅も良く追いすがったのですが序盤から常に熊がリードする展開で。特に陳金鋒選手の先制3ランのあと、獅がすぐにフライ見失っての二塁打(←東京ドームで良く見るやつです)から始まって下位打線の連打で2点返したときはまた連打で大量点を取る獅の攻撃が見られるのかと思ったのですが、獅はその後はホームランでしか点が入らず。しかも全部ソロ。熊のほうも6点中5点が陳金鋒選手の2本のホームランだけど3ランと2ランでしたんで、結果的には真ん中3人の前に走者がいたかどうか、でした。実際、成績を見ると獅の1,2番(黄甘霖・潘武雄)はこの試合ノーヒット。対する熊の1,2番(黄龍義・蔡建偉)は4安打3得点。獅は一番打者に苦労してるようですが、最終戦を前にしてまた頭を悩ませるかも。しかしそれにしても良くホームランが出るシリーズだこと…。それから獅の潘威倫投手が6点取られながら完投したのも驚きました。ずっと肩が痛いって言ってて、しかも中3日なのに。気力を振り絞って投げたんだろうな~。それだけ後ろの投手が信用ならないのかも知れないけど(リリーフの準備してたのも先発要員の彼得投手だったし)。このあとアジアシリーズ/世界盃、それから北京五輪予選もありますので、もし無理して投げたとするとちょっと心配になります。具合が良いから投げたのならいいんですけどね。●ホーム連敗スタートから逆転すれば史上初さて、總冠軍の行方は第7戦へ。先発は費古洛投手と羅鋭投手の両ガイジン投手。両投手ともこのシリーズ、先発した試合では全部勝ってます。最高に面白くなりました。ここまでの勝敗は獅から見て○○●○●●なのですが、台湾シリーズの歴史でホームで1,2戦を連敗してから逆転で總冠軍になったチームは過去、一度もないらしい。もし熊が勝てば初めてのことになるようです。お隣の韓国でも、過去1,2戦を連勝したチームは100%優勝しているのに今年は1,2戦で連勝した斗山が○○●●●で逆にSKが王手と、ジンクスが破られる一歩手前まで行ってるらしい。アメリカのワールドシリーズもレッドソックスが連勝スタートでした。日本はどうかな?