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身体・感覚とアート

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2021年09月14日
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カテゴリ:絵の楽しみ方/見方



金龍の構想画​より




「絵をどうやって楽しめばいいの?」

「絵はどうやって見ればいいの?」

という声を受けて、
今日は、絵の楽しみ方について書きます。




絵には、大きく分けて、2つの楽しさがあります。
絵の物語を知る楽しさ。
この中に、依頼者や作者の意図を知ることも含まれます。

この視点だけだと、
絵には一つの正解がある、という見方になります。


もう一つは、絵の背景や物語を気にせずに、
自由に想像する楽しさ。
この見方になると、絵には無数の正解がある、という見方になります。


私は、
両方の楽しさを味わってもらいたいと思っています。
美学の専門用語で言うと、これは、解釈に当たります。
解釈には二通りある、のです。
歴史的には、
絵の物語を知る解釈の仕方が、一般的でした。


宗教画や歴史画などは、
絵を通じて聖書や仏教を学んだり、
歴史的な事実を学んだりするために描かれていたからです。



しかし、絵が伝えているのは、それだけではありません。
時代や民族や作り手の個性も自然に滲み出るものです。
いろんな時代や地域の絵を見比べたら、すぐそのことに気がつきます。
だから、
つくり手の意図を超えて、さまざまに解釈することも、
間違いではないのです。


実際、歴史が積み重なって、同じ時代でもいろんな地域に違いがあるのが
わかってきた19世紀になって、
自由な解釈の仕方も認められるようになりました。



そして、21世紀になって、
自由な解釈の重要性が、クローズアップされてきています。



今の時代は、Volatility(不安定)
Uncertainty(不確実)
Complexity(複雑)
Ambiguity(曖昧)
VUCAになっているといわれています。




一つの事実に対して、
一つの見方だけ、一つの考え方だけでは、
対応しきれない時代だ、と言われているのです。



実際、
コロナによって、今までの常識の多くが、
新しい常識に置き換えられたり、
私たちは常に、いろんな変化に柔軟に対応していく必要があります。




だから、いろんな解釈を楽しむ絵の見方は、
時代にマッチしている、と言うこともできるでしょう。





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最終更新日  2021年09月14日 07時14分58秒
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