もっぷ道-season1３-わがままなおしゃべり

スーパーは　おおげざに言うと　様々な人種のるつぼのようだ

毎日通っていると　本当に様々な人に会う

その中で先日ドキッとした話



半年くらい前からだろうか　　時々見かけるユニークなお婆ちゃん

カートを押して店内を回るのだが　腰が曲がってしまっているのでカートの持ち

手のあたりに頭があり　陳列棚に手が届かない

だから欲しい商品の近くに行くと

〇〇さん　〇〇さん(スーパー名)　＊＊＊取ってけらっしゃい

そして　決まって３個入れて貰って　ありがどうさま　と次の売り場に行く

お世辞にも裕福には見えず　それ程の量を必要とする多くの家族がいるのかしら

・・・と不思議に思っていた



　　　　　　　　　　　　　



いつもは　そのお婆ちゃんとは店内で１度すれ違うくらいで　最終的にどうやっ

て帰宅しているのかは知らなかったが　先日は店内でお婆ちゃんは　同じように

カートを押す男性を　爺ちゃん　と呼んでいた

お婆ちゃんのヨボヨボ加減とは対照的な　背丈の高いシャッとしたお爺ちゃんで

旦那さん　息子って感じ・・・

何回か店内で見かけ　この日も行く先々で商品をカゴに入れて貰ってかなりの量

その後　私も買い物を終え　レジに並ぶと　前方の人が並んだレジを離れ他に並

び直す

何だろうと思ったら　お婆ちゃんのカートが順番になったが　横に座り込んで　

お金は爺ちゃんが持ってるから爺ちゃんが来るまで抜かしてくれ　と言う

私の前の人が先に進み　私の番が来る前にお爺ちゃんがやって来たので　私の前

を譲ってお婆ちゃんのカゴ　お爺ちゃんのカゴを先に会計してもらう

支払いはお爺ちゃんだが　カゴはそれぞれ分かれているらしく　そこでもキッチ

リ分けていた

私は座り込んでいたお婆ちゃんが立ち上がるのを手伝おうと　後ろに回って上半

身を持ち上げる

うん　おしっこ臭い・・・

お爺ちゃんは　ボケたんだ　を連発してた

なんとなく姑に似たイメージを持っていたのはコレもあるのかな



二人でカゴ二つ　かなりの量があるが　二人で食べるのだろうか・・・

彼らのあとに私もレジを通り　支払いをして袋詰めをしていると　お婆ちゃんが

カートを押して先に出口に向かった

その後姿を見て　ん　と不思議に思ったのは　腰からブラブラする半円形のベ

ージュの何かが並んでふたつ

腰に巻いているサポーターかしら

でも　丸いものが二つって　無い

もしかして・・・尻

骨と皮になってしまった臀部の皮なのではないだろうか

年をとると　お尻のところを上げるのが億劫になる

姑も　ズボンのゴムが緩かったし　前だけ正常で後ろは・・ってあった気がする
　　　(姑は皮がヒラヒラ状態では無かったけど)

だとすると　お婆ちゃんはお尻を床につけていた

うわ～って思った出来事