池さらい
奥さんの実家は山から沢水を引いてきて、それを生活水として使っている。沢水なので当然のこと流しっぱなし。 大体どこの家でも池があって鯉なんぞを飼っている。自然水なので放っておくと、青みどろが溜まって水が汚れてしまうので、年に一回夏の暑い日を狙って池さらい。池に入ると、水は冷たく気持ちいいが、底をさらっているうちに上半身には汗が吹き出してくる。2時間半で終了。これで池の鯉もウグイも、お母さんしか見たことがないナマズも気持ち良いだろう。 さて、昨日採ってきたキノコ、ミヤマトンビマイは昨晩の焼きそばと今朝のソーメンのツユにした。食感は舞茸とエリンギの中間のようなで、結構いける。チタケは急遽茄子を一本だけ買って来て、油茄子炒めで食べた。そして今晩の食卓。やはり主役はチタケ。既に皆さんチタケの扱いは分かっていると思うけど、おさらいの意味で手順から。1.チタケはチチを出さないで調理まで持っていく 調理寸前まで、根っこに土がついたまま、さっと水洗いして、泥のところから切り落とす。ここで茎に虫が入っているのがあったら捨てる。虫出しは出汁出しになるので虫出し作業がチタケには無いんです。2.油を多めに引いてチタケをじっくり炒める。 温度が高いとじっくり炒めことができないので、中温以下で油にチタケの旨味が移って粘り気が出るまで炒める。この時にチタケからチチが出るように、砕くように炒めるのがコツです、3.茄子を入れてチタケから出た旨味を茄子に移す 茄子に旨味が移ったら、味醂、醤油の順で味付け。ひき肉等を入れたかったら、味醂の前に入れる。 好みで、ちょっと砂糖を加えて出来上がり。今日の食卓の自家製は、ゴーヤ、キュウリ、茄子、チタケ。トマトは駒場農園のEMトマトが終わりになってしまったので、近場の農家の直売品。