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2005年07月16日
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カテゴリ:読んだ本☆
あまり小説は読まないが、この本の題名に惹かれて手にとってみた。


**書籍内容**

ベロニカはすべてを手にしていた。
若さと美しさ、素敵なボーイフレンドたち、堅実な仕事、愛情溢れる家族。でも、彼女は幸せではなかった。
何かが欠けていた。
1997年11月11日の朝、ベロニカは死ぬことに決め、睡眠薬を大量に飲んだ。だが、しばらくすると目が覚めてしまった。
そこは精神病院の中で、彼女はまだ生きていた。
そして医者は彼女に、心臓が弱っているので、あと数日の命だろう、と告げた―。


ベロニカは死ぬことにした


著者コエーリョパウロ*プロフィール

1947年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。世界中を旅した後に音楽とジャーナリズムの世界に入る。1987年、初の著書『星の巡礼』(角川文庫)を発表して注目を集め、88年に刊行した『アルケミスト』(角川文庫)が世界中で大ベストセラーになる。現在は世界を旅しながら精力的に執筆活動を続けている。



この本を読んで改めて、変な意味ではなく
結局は自分は一人なんだ、
他人が自分を完璧に理解してくれる事なんてありえないんだ、と気がつかされた。
だからこそ自分の感情に負けちゃいけない、とも思った。

ぱったりと自分の世界だけが切り離されたような錯覚に陥る。
自分と向き合いながら読んでいった。

「普通」という言葉に押しつぶされて、自分を見失っている人が、読んでみると共感できるんじゃないかと思います。

思春期以来考えもしなかったことかもしれない。

読む人によってはこの作品は光を与えてくれるかもしれないけれど・・・
読んで辛くなる人もいるかも。

内容自体に点数をつけるなら55点。


この作品で気になった点を一つ。
文末のくくりが、「・・・した」「・・・であった」「・・・だった」等
いやと言うほど「た」が多用されていて読みにくかった。
ちょっとわかりにくい表現もあったなぁ。。







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最終更新日  2005年07月16日 22時13分44秒



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