テーマ:徒然日記(23479)
カテゴリ:回顧録
病棟は3年前に入院した時とほとんど変わってなかった。
病室も同じだった。 勝手がわかっているとストレスがひとつ減る。 入院するとアナムネといって看護師さんからいろいろ質問される時間がある。 「お酒はどれぐらい飲みますか?」とか 「ストレス解消法は?」とか 「入院中に何か心配事がありますか?」とか 中でも一番困ったのは「自分の性格の長所、短所は?」だった。 ええっっ~~!! ちょ、長所っすか? 思わず、短所から答えた私(^。^;) あらためて聞かれると即答できないものだ。 しばらく考えて出した答えは「前向き」でした(笑) 手術前日はいろいろと忙しい。 先生から説明を受けたり、麻酔科の先生やオペ室の看護師さんが訪室したりとうかうか?してられない。 ひとつひとつをこなしていくとあっという間に時間が過ぎる。 夜も睡眠薬を飲むので熟睡・爆睡だった。 そういえば初めて17歳の時に手術した時は睡眠薬が効かなくて、病棟内をウロウロと徘徊し、心配した看護師さんに捜索されたっけか・・・ あの頃は繊細だった(笑) 手術当日も睡眠薬が残っていて、何だかウトウト。 でも、点滴を5回も失敗されたのは憶えている(T。T) 午後のオペだったので昼過ぎには病棟を出発。 テレビドラマなんかだとベッドやストレッチャーに乗ってオペ室まで行っているが、私はしゃきしゃき歩いて行った。 元気いっぱいである(笑) 案内されたオペ室は第8オペ室。 思わず付き添ってくれた麻酔科の女医さんに「末広がりですね~」とババ臭い感想をもらした。 手術台によっこらせと上がり、いろいろと機械を装着される。 心電図、血圧計、酸素マスク。 嫌でも緊張が高まる。 いつ麻酔がスタートするのか、ドキドキである。 主治医の先生がオペ室に入り、いよいよスタートである。 麻酔科の先生が「麻酔かけますね~」と朗らかに宣言。 その時初めて思った。 「生きて帰って来れるやろうか?」 過去に何回も手術を受けたけど、そんなことを考えたことはなかった。 思わず心の中でつぶやいた。 「神様・・・・」 私の意識はそこで途切れた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月19日 21時13分17秒
[回顧録] カテゴリの最新記事
|
|