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テーマ:赤ちゃんが欲しい!(9162)
カテゴリ:スイスで不妊治療
スイスでのhMG療法は、自己注射になります。 日本でも増えてきたようですね。 自己注射と聞いたときは、かなりビビりましたが、 不妊治療の大変さの中に、毎日注射のために通院というのも聞いたことがあったので、 かなり負担がなくなるというメリットがあります。 自己注射の仕方は、クリニックの看護婦さんから習いました。 周期5日目から打つのですが、当日クリニックに行き、看護婦さんに習いながら打ってもいいし、 周期がスタートする前に、看護婦さんから打ち方のみを習ってもいい、と先生に言われました。 実践なしで習うだけでは、忘れてしまいそうなので、 私は当日クリニックに行き、習いながら打つ方を選びました。 そして、ダンナにも打ち方を覚えてもらうために、同伴してもらいました。 本人が打ってもいいし、パートナーに打ってもらってもいいので。 初日、看護婦さんに一通り説明を受けた後、 「今日は私が打つ、それともあなた自身が打ちますか?」と、聞かれ、 しょっぱなから、私は自分で打つことを選びました。 どうせ自分で打たなくてもいけなくなるので。 確かスタートした日が、水曜日だったと思います。 看護婦さんは「不安があったら、ここに来て打ってもいいのよ。」と言ってくれ、 私はやっぱり不安だったので、木曜日、金曜日とクリニックに通いました。 看護婦さんにはちゃんとできてるか監視役に徹してもらい、自分で打っていましたが。 金曜日には「週末はここには誰もいないし、家で頑張ってくださいね。」と言われ、 土曜日は初めて家で打ちました。ダンナを監視役にして。 やはり専門の人がいないと不安でしたが、なんとかなり、 それ以降はダンナを監視役にして、家で注射をする日々になりました。 私はたったの3日間でしたが、毎日クリニックに通いました。 この注射は毎日同じ時間(±1時間)に打つように指示を受けたので、 毎日同じ時間にクリニックに行くのは、たったの3日でもかなりの負担でした。 私は働いてないからまだいいですが、働いている人はもっと大変でしょう。 その後は夜に打てるように、毎日2時間ずつ時間をずらして行きました。 注射の時間が日中だと、出かけていたら、外で打つことになってしまいますから。 ちなみに日本ではすでに用意されたペン型が主流かと思いますが、 私がしたのは、全て自分で用意をしなければいけないタイプです。 どういうものかと言うと、写真がないので、説明しづらいですが、 水溶液の入ったアンペルを割り開け、中の水溶液を太い針をつけた注射器で採り、 針をタブレットが入ったガラス瓶のゴム製のふたに刺し、液を中に入れ、 タブレットを溶かし、注射液を作ります。 その注射液を注射器に吸い取り、針をガラス瓶から抜き、針にキャップをします。 今使っていた太い針から体に刺す用の細い針に換え、注射器の中の空気を出す・・・、 これで注射液の準備の完了です。 その後は、打つ場所をアルコール綿で消毒して、ぶすりと刺し、 アルコール綿で打った場所をもみ、プラスターをして終わり。 こんな流れなのですが、注射を打つのは、最初はやはり怖かったです。 何度手が止まったでしょうか、度胸が必要です。 でも打つことは何度かやってると慣れてくるものなのですが、 どっちかというと私は、注射液を用意する過程の方が大変に感じました。 あと、注射は痛いか?というと、意外にそうでもありませんでした。 当たり所が悪いと痛かったりしますが、イテテ程度で済む痛みでした。 私は少ない量だったので痛みも少なかったのかもしれません。 半アンペルから1アンペルに増量したときは、多少痛みが増した気もしました。 それから、卵胞が育つと、排卵を起こす注射Ovitrelle 250を打ちますが、 この注射は用意されたいわゆるペン型の注射で、キャップを外すだけ、 針もごく細なのか、痛みを感じたことはこの注射ではほとんどありませんでした。 ちなみに、注射を打つ場所は、お腹か太ももと言われたので、 私は自分が打ちやすいと思った太ももに打っていました。 右利きなので、左腿に打つことが多かったですが、 毎日打っていると場所がなくなるので、右腿にもときどき打っていました。 注射の期間は、周期5日目から卵胞が育つまでです。 タブレットのホルモン療法は、5日間の飲用となっていますが、 注射の場合は何日間ということではなく、卵胞が育つまでなので、個人差があります。 順調に行く場合は、排卵が14日目としたら、約8日間打つことになります。 だいたい周期11か12日目に卵胞チェックがあり、 そこでいい大きさになっていたら、排卵を起こす注射を打つことになります。 私は周期が長めなことが多い人、つまり卵胞が育つのがゆっくりめであり、 それは注射を始めてからもそうで、注射の期間も長引いたし(2週間くらい打っていた)、 チェックも卵胞が育つまで、何度も行くことになりました。 祝日でも見てくれた先生に感謝です。 卵胞が育ったら、排卵を起こす注射をし、先生から指示された日にタイミングをとります。 そして、排卵後は生理が来るまで、黄体ホルモンの補充を、私の場合は膣座薬でしました。 (陽性反応が出た場合は、妊娠12週まで補充し続けます。) 排卵がきちんとされているかのチェックはありませんでした。 日本ではしているみたいなのにな~。 生理が来ると、また新しい周期の始まりです。 クリニックに電話をし、いつから生理が始まったかを告げ、注射セットの用意をしてもらい、 それを取りに行き、そのときに卵胞チェックの予約を入れます。 これで注射が始まりますが、先生の診察は卵胞チェックまでありません。 と、そんな流れの4周期でした。 4周期、注射を打ったわけですが、あまりストレスには感じませんでした。 どっちかというと、今の状況を楽しんでやろうとさえ、思っていたところもあります。 しかし、これを1年間続けていたら、正直いろいろ思うこともあったでしょう。 うちの場合、私自身が注射を打ちましたが、 ほとんど毎回ダンナには監視役として、隣に座ってもらいました。 もし私ひとりで全てをやっていたら、ストレスになっていたかもしれません。 うちの場合は、私の周期が長いこと、精子がちょっと元気がないこと、 どちらにも小さな原因がありました。 しかし、例え男性側だけに原因があっても、治療を受けるのは女性です。 できる限り、夫は妻をサポートするべきだと思うのです。 一緒にやっていると思うだけで、気持ち的にも変わってくるものではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.06 05:21:14
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