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カテゴリ:おもいおもい
新しいものを、ドキドキして食べて、 それが分解されて新しい要素を細胞が取り入れて、 はっとする。 常に同じものの繰り返しだった、連続の輪の中から、 少しだけ顔を上げる。 そこからは、変わって行く風景と風と、 キラキラ落ちてくる感情の雨の、嵐。 耳から入ってくる音も食べられるし、 触れた指や掌の温度差も食べられる。 ことばに反応する自分自身の熱も、甘い声も、ぜんぶぜんぶ。 細胞が閉じて私がいることの幸せを感じられる瞬間。 もし全てが繋がっていたら みにくく争うこともないんだろうけれど、 私とあなたがそれぞれで完結していて 違う個体ということで 感じられることほど、嬉しいことってない。 しずかに 冷えていく温度すら 諦めた声すら、 いとしいと感じるもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 21, 2015 01:09:30 PM
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