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カテゴリ:おもいおもい
喉に、小骨がひっかかったみたいに、チクっと刺さった。
その人がこころに強く思ってることって、どれだけ違う皮をかぶせても 元の形が浮かび上がって来るよ。 ああ、そうかって、でも、一応は傷ついていないふりをして抑える。 本当は、その瞬間にいくつかの細胞が凍りついてる。 私の投げたボールがそのまま闇に吸い込まれて戻って来ない理由、 悲しいけど納得した。 だから、もう投げない。 …何が大事なんだろう? 外の皮を大切にするあまり、中身は…どうしてきたんだろう。 彼が、小さい頃に絶望した風景ってこれなのかもしれない。 こんな場所で、小さい彼はずっと息をして、 浴びせられた罵声を凍りつくような心の中で受けとめて、 「憎む」以外の方法はきっと、無かったんだね。 もっと、分かってあげられたら、何か変わっていた? 私は 誰に聞かれても、あなたのこと何も恥ずかしくないよ。 それって、自分のことが恥ずかしくないっていうことと、 同じかもしれない。 でも、誰に何を話しても伝わらないから。 私とあなただけの秘密だね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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