リュンポリス

話題の最速アクション映画「Man of Steel」を観に行ってきました。予告編等から既に凄まじいアクションの連続であることはある程度予想していたのですが、私の想像を遥かに超えたスーパー・アクションがこれには詰まっていました(笑)
※ネタバレ注意



今まで私が観た映画の中で一位二位を争うほどに凄まじいアクション映画だったと思います。高速移動しながら殴り合い、豪快に吹き飛ぶ様はまさにドラゴンボールのよう。それを高度でリアルなCGを駆使して、安っぽさを感じさせることなく完全再現しています。特にスーパーマンとゾッド将軍が雄叫びを上げながら激突し、それと同時にその衝撃によって大地が消し飛ぶという演出には感動しました。よくマンガやアニメなどで見る光景ですが、それを実写にするとこうも大迫力なんだなぁと痛感です。破壊の描写も凄まじく、破片や砂塵が高密度に飛び散る様は美しさすら感じてしまいます。殴る度に衝撃波の輪が飛散するのも、殴り合いの壮絶さを表す良い演出でした。

ストーリー面も文句無しです。序盤はクリプトン星滅亡の動乱で一気に引き込まれ、中盤はテンポ良く進み、退屈さを感じさせませんでした。少年時代のクラークの葛藤なども織り込まれ、アクション主体ながら、ストーリーもおざなりになっていません。普通ならば勧善懲悪で善と悪がはっきりしているのがアメリカ映画の常ですが、この映画は敵も「絶対悪」と決めつけず、主人公側とは別の正義を信じて戦っている戦士として描かれていたのも良かったです。非情に見えたゾッド将軍も、故郷の再生を信じていただけなんですよね。
欠点は、強いてあげるとするなら、終盤の壮絶なアクションラッシュでしょうか。映画史に残るレベルの凄まじいアクションの連続ですので、続けて見ると少々疲れてしまうんですよね(笑) アクション好きの私としては嬉しい悲鳴なのですが、破壊描写の際に起こる破壊音で耳も少し痛くなってしまいました(笑)

Man of Steelは、間違い無く今年最強のアクション映画でしょう。この先にウルヴァリンの映画も控えていますが、アクション面でこれを超えることは不可能だと断言できます。まぁそれでも観に行きますが。あのアベンジャーズよりも壮大で壮絶ですので、アクション面においてこれを超える作品があるとするならば、Man of Steel 2かアベンジャーズ2だけでしょうね。

God of Warも映画化するようですが・・・Man of Steel規模のアクション映画になってくれないかなぁ笑