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カテゴリ:映画
「シリーズ最高傑作」と名高いアクション映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』を観に行ってきました!この作品は、御年53歳ともなるトム・クルーズがスタントを一切使わないガチのアクションを繰り広げていることで話題を集めていますが、最初から最後まで「え!?これスタント無しなの!?」という超絶肉弾アクションに満ち溢れていました!
※ネタバレ注意! 冒頭からいきなり離陸中の飛行機に掴まるシーンで始まり、度肝を抜かれました。普通の映画なら、あのような派手で危険なアクションは終盤のクライマックスに取っておくでしょう。しかし、今作では出し惜しみせず、初っ端からクライマックス級のアクションを投入することで、一気に観客を作中に引きずり込むことに成功しています。この手法は『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズにも共通することであり、飛行機に掴まるという危険なアクションをスタント無しのトム・クルーズ本人が行っていたことも相まって、この大胆な作品構成に深い感銘を受けました。 もちろん、アクションの質は飛行機シーンが最高潮で後は尻すぼみ・・・なんてことはありませんでした。ハラハラドキドキかつ大興奮のアクションは雨のように降り注ぎ、潜水アクション、狭い路地でのカーチェイス、爆走バイクチェイスなど、ノースタントなのが信じられないぐらいに激しいアクションが続きます!CG全盛の今日、敢えて肉体勝負を挑むという姿勢は賞賛されるべきであり、CGという「作り物のアクション」に見慣れた私たちとしては、ノースタントという「本物のアクション」に感動してしまうのです。それがあたかも一つのブランドであるかのように、この作品を輝かせています。まぁ、多少はCGも使っているんでしょうけど笑 個人的に一番驚いたシーンは、両手を背後のポールに拘束されたイーサンが、身体と両足を真上に上げ、腹筋と腕力のみでポールを登り切ったシーンですね・・・。一昔前に流行った「燃焼系アミノ式」のCMを彷彿とさせるような荒技で、あれを50歳を超える年齢でやってのけるトム・クルーズは格好良すぎですよ笑 ストーリーもよく練られており、特に敵か味方か分からない女スパイの行動にはいつもハラハラさせられました。しかし、本作最大の魅力は「ノースタント」というブランドであり、それを平然とやってのけてしまうトム・クルーズの力量でしょう。そのアクションにベンジー(サイモン・ペグ)のコメディ・リアクションが絶妙に合わさり、映画全体を明るく盛り上げています。「シリーズ最高傑作」とハードルを上げまくっていた今作ですが、そのキャッチコピーに恥じない出来でした。個人的には『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の方が好みですが、極めて僅差であり、それに並んで「シリーズ最高傑作」の名を冠するに値する作品だと言えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.08.24 18:37:25
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