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カテゴリ:映画
映画『アントマン』を観に行って来ました!アントマンは、アメコミ版ではアベンジャーズの創設メンバーとしてロキと戦ったものの、映画版ではハブられてしまった哀しきヒーローです。ウルトロンも、アメコミ版ではアントマン(ピム博士)が創り上げた強敵でしたが、映画版ではトニー・スタークとブルース・バナーの合作に・・・。尽くマーベル・シネマティック・ユニバースからハブられているアントマンですが・・・今作は一体どんな映画になったのでしょうか!?
※ネタバレ注意 笑って熱くなれる、痛快なヒーロー映画でした!この点では『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と通じるものがあります。しかし、最大の違いはそのスケール感です。惑星の危機を救う『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に比べると、『アントマン』はあまりにもちっぽけです。このちっぽけさが、今作の最大の魅力と言っても過言ではありません。 極小だけど壮大なんですよね。世界を混乱に導くほどのテクノロジーを有しながら、戦いの舞台は子供部屋。この矛盾が面白さの源なのです! アントマン視点では壮大なことも、人間視点に戻すと、ただおもちゃが飛んでるだけ。「しょぼいなぁ」とクスクスしていると、とんでもテクノロジーでトーマスが巨大化、家が半壊。「おいおい!なんつう力だよ!」と、先ほどとは別の意味で大笑い。このシーンは劇場がドッと笑いに包まれていました。笑 身近だけど身近じゃない。ショボいけど驚異的。この矛盾によって、子供部屋のアクションに「コメディ」と「シリアス」という相反する要素を両立させることに成功しています。 とんでもテクノロジーによって「アントマンはヒーローに値する凄い能力を持ってるんだ!」という説得力が生まれ、シリアスさや壮大さを演出します。とは言え、人間視点からだとショボいアクションなので、凄いと分かっていながらもクスリと笑ってしまうのです。 ただショボさだけで笑わせると、ヒーローとしての威厳が無くなってしまいますが、この手法だとちゃんとしたヒーローだという安心感を得ながら笑うことができます。壮絶なアクションと並行してこのような笑いを誘うことは、極小ヒーローのみが為し得る芸当と言えるでしょう。 蟻を操るという能力も素晴らしいですね。人生で初めて蟻に感情移入したかもしれません。笑 イエロージャケット相手に蟻の大軍と共に突撃するシーンは、この映画最大の見せ場でしょう。仲間が次々と倒れようとも、その屍を踏み越えてイエロージャケットに掴みかかる蟻軍団・・・。なんて健気なんでしょうか。アントマンのために底知れぬ勇気を発揮した蟻軍団に拍手です。 更に、ファルコンが出てきたのも見所の一つです。ファルコンとアントマンの戦いは、アントマンがアベンジャーズに加入できると証明した、まさにヒーローの入隊試験のようなバトルでした。上記の「アントマンはヒーローに値する凄い能力を持ってるんだ!」という説得力を生み出すのに最も貢献した戦いと言えます。なぜなら、ファルコンはキャプテンの相棒であり、『キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー』で大活躍した歴戦の戦士であるからです。まぁ、飛べる装置が無ければただの人間なんですが笑 ファルコンも初めてのテクノロジーに対してよく立ち回った方だと思いますが、弱点を突かれて敗北。密かにファルコンを応援していたんですがねぇ笑 機械の中に入り込める分、ファルコンやアイアンマンなど、マシン系のヒーローに対しては相性抜群ですね。 このように、アントマンは矛盾によって極上の面白さを提供する、今までに無い斬新なヒーロー映画と言えます。 エンドクレジット後には、『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』に繋がるおまけ映像が流れます。なんとウィンター・ソルジャーも出てきます!ファルコンがアントマンをアベンジャーズに誘おうとしていたことからすると、アントマンはキャプテン陣営になるのでしょうか。となると、アントマンVSアイアンマンという世紀の戦い(ピム博士はスタークを敵視していたため)が実現するかもしれませんね!アントマンの方が有利と思いますが、アイアンマンはどう対抗するんでしょうか!?今から楽しみです!(実現しないかもしれませんが笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.09.22 00:01:31
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