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カテゴリ:映画
キアヌ・リーブス主演によるアクション映画『ジョン・ウィック』を観に行って来ました!キアヌと言えば『マトリックス』のイメージが強いですが、本作もそれに負けず劣らず凄まじいアクションの連続でした。
※ネタバレ注意 犬を殺された男が、ぶっ殺しまくる――概ねのストーリーはこれで大体説明が付きます。元凄腕殺し屋のジョンは、亡き妻の形見である犬を殺された復讐に、マフィアへと乗り込んで大暴れします。 「たかが犬のために!」なんて言われてますが、実際は犬のために大暴れしているわけではなさそうです。もちろん怒りもあったでしょうが、妻を失ったという運命に対する憂さ晴らし的なものもあったはずです。犬そのものよりも、「亡き妻の形見」という部分が何よりも重要であり、妻の死と犬の死が重なって、さながら妻の復讐戦の様相を醸し出してきたのです。 この復讐劇を、壮絶なアクションが美しくさせています。 『ジョン・ウィック』のアクションの特徴は、「トドメを刺す」ことです。普通、アクション映画で主人公が無双する時は、敵は瞬殺されます。銃弾数発、もしくは殴る蹴るの暴行数発で敵は薙ぎ倒されていきます。ところが本作では、瞬殺は瞬殺なんですが、きちんとトドメを刺しているんですね。つまり、撃って敵を倒してそのままなのではなく、その後必ず頭を撃ち抜く。この動作が極めてスムーズに行われ、観客は「すげぇ」の一言ですよ。その徹底的なまでの殺人は、もはや狂気を通り越して「美」ですね。 いつもギリギリの戦いなのも、緊張感を生み出していて良かったですね。ジョンは今まで引退していたので、さすがに腕は鈍っています。したがって、敵との戦いも、基本的にはジョン無双ですが、危ない場面も出てきます。銃弾で撃たれたり(防弾チョッキで事なきを得ますが)、格闘戦で負けて二階から落とされたり、大きな傷を負ったり・・・全ての戦いの終わりには、ほんとに死にかけになります。それでも、強靭な意志で体に鞭打ち、立ち上がる。その精神力に天晴れですし、それが彼を殺し屋界の「生ける伝説」にさせた最大の要因なのでしょう。 このように、『ジョン・ウィック』は見惚れるほどの復讐劇で、アクション好きなら観に行って損は無い作品です!続編の制作も決まったらしいので、今から楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.11.04 10:38:14
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