|
テーマ:最近観た映画。(39842)
カテゴリ:映画
『バットマンvsスーパーマン』、『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』・・・世紀の対決が続々と実現する中、日本ホラー界でも二大勢力が遂に激突です!
一方は、日本ホラー界を確立させ、Jホラーブームを引き起こした元祖最恐映画『リング』の貞子! もう一方は、独特の奇声で日本中の観客を恐怖のどん底に突き落としたJホラーの風雲児『呪怨』の伽椰子! 日本を代表する最恐の悪霊たちが、今夏スクリーンで激闘を繰り広げます。その名も、『貞子vs伽椰子』!!! ※ネタバレ注意 結論から言いますと、この映画はホラーではありません。アクション映画です。笑 この作品は、日本ホラー映画独特の「展開の遅さ」が無く、貞子と伽椰子を両方詰め込むためか、テンポ良くサクサク進みます。それがこの映画を爽快感すらあるアクション映画に仕上げています。 確かに貞子や伽椰子の呪いは恐ろしいものですし、登場人物はえげつない死に方をします。しかし、この映画の目的はあくまで「貞子vs伽椰子」です。貞子の呪いのビデオ、伽椰子の呪われた家の恐怖は、前座に過ぎません。「VS」が念頭に置かれているので、ホラー的演出が全て悪霊の戦闘能力バロメーターとしてしか見れないんですよね笑 例えば、貞子は呪いのビデオを除霊しようとした霊能力者を、逆に操って自殺に追い込みます。これは確かにホラー的演出なんですが、この映画だと「貞子は敵の精神を操る能力があるな!これは伽椰子にも通用すんのかね!?」というワクワク感も混みあがってくるので、怖くありません。笑 逆も然りで、伽椰子は俊雄とタッグを組んで家に入り込んだ奴を呪い殺そうとするんですが、「伽椰子と俊雄の波状攻撃に貞子はどう対抗するんだろうか!」というのが第一に思い浮かびました。笑 それで、肝心の「VS」ですが、まあまあ・・・ですかね。戦うには戦うんですが、如何せん短いんですよね。もうちょっと長く戦ってほしかったというのが正直なところです。 ただ、呪いの家で貞子と伽椰子が対峙した瞬間は、めっちゃくちゃワクワクドキドキ興奮しました!笑 液晶テレビから貞子が!階段からは伽椰子が!伽椰子の相棒である俊雄は貞子の髪の毛によってテレビに吸い込まれ、瞬殺!(さすが貞子です!あまりにも速攻で俊雄がアウトになったため笑ってしまいました)Jホラー界のスーパーマンである貞子には、俊雄なんかじゃ歯が立たない!伽椰子、君に決めた!!! ここまでは興奮は最高潮でした!しかし、前述した通り決戦は短く、あっさりしたものでした。 初手は伽椰子が得意の「引きずり込み」で貞子を家の奥へ引きずり込むんですが、その後カウンターを食らったのか、伽椰子は貞子の髪の毛によってグルグル巻きに。そして貞子の必殺奥義「呪殺眼!(名前は適当。霊能者が「貞子の眼を見るな!」と警告していたため)」で伽椰子は破裂。もちろん、伽椰子は復活するんですが・・・貞子強すぎじゃないですかね笑 『バットマンvsスーパーマン』の、バットマンを簡単にぶちのめすスーパーマンを思い出しました・・・笑 というか「貞子の眼を見るな!」って、眼に魔力が宿ってたんですね。『リング』シリーズでは、確かに睨み付けた後にみんな死んでましたが・・・バジリスクかよ!笑 ラストは、貞子と伽椰子が全力でぶつかり合った結果、お互いの呪いが融合して新たなる強大な悪霊が生まれるというオチでした。融合エンドは予想できなかったので、意外性はありましたが、もっと「VS」の部分に焦点を当てても良かったのでは・・・。ホラーや意外性よりも、貞子と伽椰子という日本製の二大モンスターがどう戦うかをもっと描いてほしかったですね。 まぁ、貞子と伽椰子が全力ダッシュしてジャンプし、ぶつかり合うシーンなど、日本ホラー界の常識を覆す演出が観れたので良かったですが笑 次回作があるとすれば、是非『貞子vs伽椰子vsフレディvsジェイソン』をやってください!笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.06.20 22:17:02
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|