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2018.06.11
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カテゴリ:映画
​​昨夜、劇場公開から45日で​『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』の世界興行収入が19.9億ドル(約2180億円)に到達し、世界興収20億ドル突破が確実​となりました!興収20億ドル突破は、歴史上3作品(『アバター』『タイタニック』『スターウォーズ:フォースの覚醒』)しか達成できておらず、インフィニティ・ウォーはその4作品目に加わることになります。ヒーロー映画史上初の快挙であり、『アベンジャーズ(2012)』『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』がそれぞれ15億ドル、14億ドルであったことを考えると、インフィニティ・ウォーがどれだけ規格外の存在であるかが分かります。



インフィニティ・ウォーが興収20億ドル達成できた理由は、もちろん作品の質が極めて高かったことと(私は劇場に3回観に行きました笑)、衝撃的なラストによる話題性が挙げられますが、環境的要因も少なからずあるでしょうね。
一番の環境的要因は、アメリカで『ハン・ソロ』がコケてしまい、強力な競合になり得なかったことでしょう。『ハン・ソロ』はスターウォーズ史上最低の興行収入になってしまい、スターウォーズ神話を粉々に打ち砕くダークサイドとなってしまいました。公開から17日でまだ世界興収3億ドルにしか到達しておらず、米国に至っては1.7億ドルのみです。このペースだと4億ドルに行くか行かないかというところで、同じスターウォーズ・スピンオフ作品『ローグ・ワン』の10億ドルに遠く及ばない結果となっています。
専門家は『ハン・ソロ』の歴史的失敗について「観客のスターウォーズ疲れ」を指摘していますが、あれだけスターウォーズ・シリーズを短期間に連発していたら、さすがに飽きてくるのは仕方のないことでしょう。MARVELと違い、世界観や戦闘方法も代わり映えしませんしね・・・。

さて、インフィニティ・ウォーの今後の焦点としては、『スターウォーズ:フォースの覚醒』を超えて歴代3位になれるかどうか、でしょうね。『タイタニック』超えは今のペースだと厳しいものの、フォースの覚醒はギリギリ超えれそうなラインにあります。

■世界興収歴代ベスト3
・アバター            27.8億ドル
・タイタニック          21.8億ドル
・スターウォーズ:フォースの覚醒 20.6億ドル 

こう見るとアバターの化け物ぶりが分かりますが、単価がえげつないほど高い3D映画ブームを追い風にしていたので、ドーピングしているようなもんですね。笑

懸念事項は、『ジュラシック・ワールド:炎の王国』が世界各国で順次公開となり、インフィニティ・ウォーの強力な競合となってしまうことです。元々、アベンジャーズシリーズは米国市場よりもグローバル市場への比重が高い作品ですから、同じくグローバル型のジュラシック・ワールドとモロに食い合ってしまうわけですね。どうせなら歴代3位になってほしいですが、難しそうかなぁ・・・?
引き続きBoxOfficeをウォッチしていきたいと思います!





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Last updated  2018.06.11 14:23:21
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