昨日の日記で紹介した絵本です。Google での検索では、まったくひっかかってこなかったので、おそらく既に絶版になっている絵本だと思います。もともとは、長男が以前通っていた保育園でリサイクル絵本(区の図書館などで処分される絵本)としていただいてきたものです。
交通安全のルールを説明している絵本なのですが、冒頭に主人公あきらくんがベッドの上で「いたいよー。 いたいよー。」と泣いている衝撃的なシーンから始まるというストーリーです。一緒に遊んでいた友だちの後をついて車のかげから道路にでたところで、交通事故にあってしまったあきらくんが救急車に運ばれるシーンでクライマックスを迎えるというストーリーで一気にこどもの気持ちを引き込む素晴しい絵本です。その後に交通安全のきまりについての説明が続くのですが、前半で十分問題意識を持たせているので最後まであきることなく集中して聞いていることができます。
長男には、二歳ぐらいの頃に何度も何度も読まされました。今は、3歳3ヶ月になる次女に毎晩読まされています。今日も、
「おとうさん ぼうやあぶないよ よんで!」
という次女のリクエストに応えて、読んであげました。
さて、この絵本は教育同人社からでていた(らしい)『幼児教育絵本マイチャム(全36巻)』の最終卷にあたります。長男が保育園でもらってきたのが約10年前。その頃には、すでにリサイクルに回る本だったわけなのでかなり古い本です。セットで販売されていた絵本らしく発行年月日などは記載されていませんが、出てくる車のデザインから見て、昭和40年代の絵本ではないかと思います。
こどもの心を惹き付ける展開がすばらしい絵本なので、絵を今風に直して誰かが再発行してくれないかなと思います。