ものぐさ父さんの子育て

昨日、長男が15歳になりました。長女は、来月12歳になります。次女は、先月7歳になったばかりです。三人の子どもたちの父親としては、3月11日の地震による原発事故は大きな関心事です。

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どちらかというとこれまで私は原発推進派でした。過去には、高木仁三郎さんの『プルトニウムの恐怖』を読んだりもしていて、決して積極的な推進派ではなかったのですが、なんとなく、火力発電だけでは限界がある、と思い込まされていたような気がします。原発は極めて危険ではあるものの、安全に留意して注意深く使っていくしか道はない、と。ところが、この原発事故が実際に起きてみると安全対策が極めていい加減であったこと、情報開示がきちんとなされないことなどが明らかになってきました。今も、どういう人たちがどういう基準でどう危険な作業を行っているのかなど全く報道されていません。原発にはまだまだ暗い影がいろいろあるのでしょう。
いずれにしても日本のエネルギー政策がどうあるべきか、を今こそこれまでタブー視されていたことも含めてしっかり議論すべきではないかと思います。

原発事故が万が一起きたときの補償も考慮した場合の発電コストを考えれば、原子力による発電コストが最も安いとは言えないことはすでに明らかになったと言えるでしょう。もう一つの原子力発電を推進する考え方の基盤は、燃料の安定的な供給という考え方ですが、どうなのでしょうか？石油、石炭などの化石燃料は枯渇するおそれがあると言われてから、かなりの年月が経ちます。実際に無限に存在するものではないでしょうが、一方でウランがどうなのかという議論はどれくらいなされてきたのでしょうか？また日本が自前でどれだけ調達できるかどうかということも安全保障の観点からは重要だと思います。

『原発不要論・反原発』というサイトでは、これらについてもこれまでの原発不要の立場から論じていますが、どこまでこういったネット上の情報が正しいのかを一般の個人ではきちんと検証するのが難しいというのが問題です。本来であればマスコミにきちんとこういった点について報道してもらいたいと思うのですが、そのマスコミが大本営発表垂れ流しという不甲斐ない状況を続けている現在なにも頼りにできるものがないというのが実情です。

孫さんには、寄付などではなく、信頼できる中立的な機関などを設立して欲しかったな。