ものぐさ父さんの子育て

長女のお誕生日食事会のために上京してくれたおばあちゃんに、母の日の今日、ソフトバンクモバイルの Photo Vision 003HW をプレゼントしました。結論から言うと、おばあちゃんは大喜び。パソコンから写真データを送付することもできるので大変便利。本体が無料であることを考えると、十分リーズナブルだと思います。

お母さん（妻）が先日 iPhone 4 を購入した際にビックカメラの店員に薦められて注文したのがこのデジタルフォトフレーム。ネット上では、ソフトバンク（および大手家電販売店）の販売方法が酷評されていますが、SDメモリーに子どもたちの写真を詰め込んで、おばあちゃんに渡すと大喜びでした。
新料金プランの「フォトビジョンバリュープラン」では（酷評されている）従来オプション契約が必要だったパソコンなどからのメールも定額で受信可能になりました。早速、PowerBook G4 に保存してある子どもたちの写真を iPhoto 上で選択してメールに添付して送ってみましたが、受信も極めて簡単でした。（かんたん携帯ですら、なんとか特定の人とだけ通話できるというレベルの）超機械音痴のおばあちゃんでもなんとか使えそうです。注意が必要なのは、通常の携帯から PhotoVision への送信は無料ではないこと。ホワイトプランやゴールドプランに加入していても、パケット代が発生します。我が家の場合、パケ放題に加入している私とお母さんの iPhone 以外、つまり長男と長女の携帯からの写真データの送付は月に5枚までとすることにしました。
2年後に解約あるいは、新型に乗り換えるとすると、支払い総額は 690円 x 24 = 16,560円（月額利用料の 690円は契約したお母さんが払ってくれていますが）。本体は無料ですから、1.5GB のメモリー内蔵の通信機能付き 7インチデジタルフォトフレームをこの金額で購入したのと同じことです（正確には、他にも若干の諸費用がかかります）。パソコンなど絶対に使いこなせないおばあちゃんに定期的に子どもたちの写真を送る便利な手段ができたことを考えると、十分リーズナブルな価格だと思います。フォトフレーム自体は、詳しい取扱説明書などなく不親切ではありますが、納得して使う分にはなかなか便利なサービスではないかと思います。ちなみに、私の実家はおじいちゃんが亡くなった時に、インターネット回線の契約は解除してしまいましたので、パソコンに送ろうにもインターネットに繋ぎようがありません（もちろん、まともなパソコンもありませんが）。ADSL回線費用には最低でも月々 2,000円はかかりますので、その点から考えてもリーズナブルだと思います。

注意すべき点（以下の点を納得して購入しないと後悔するかも）

• 契約は、2年しばり。途中解約には、9,800円かかる。解約できる月は限定されているので、携帯やスマートフォンの予定表などに入力してしっかり管理しておくこと。
  
• メールの受信に追加の料金は発生しないが、パケ放題の契約をしていない携帯からの写真データ送信は（送信側に）課金される。
  
• 本体のメールアドレス設定には、MySoftbank での操作が必要。登録時の暗証番号（4桁の数字）が必須。
  
• SDカードに写真データを入れることはできるが、PhotoVision は、写真データを受信した時しかサムネール画像を作らない模様（たぶん）。事前にパソコンで一度データを開いてやれば解決？？
  
• 操作体系は、あまり洗練されておらず、慣れが必要。また、取扱説明書も非常に簡単なものがついてくるのみ。SDカードの使い方は、手探りで理解する必要あり。スライドショー開始のボタンが?であることに気付くのに30分以上かかった。
  
• 表示エリアは、ワイドVGA（480×800ドット）なので不必要に大きな写真を送らないこと。
  
• パソコンでインターネットが使えるなら、当然そっちの方が汎用性はずっと高いと思います。フォトビジョンの方が、圧倒的にシンプルですが…

というわけで、パソコンを使える人がいない実家のおじいちゃん、おばあちゃんに贈るにはよいと思います。お金に余裕があれば、iPad2 などの通信機能付きタブレットも選択肢になりうると思いますが、私の母はとても使いこなせるとは思えません。私の母でも（誰かがセットアップしてくれれば）ぎりぎり使えるというところが、PhotoVision のいいところです。

• 通信機能付きデジタルフォトフレーム「PhotoVision 003HW」、1月13日発売 | ソフトバンクモバイル株式会社