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January 19, 2013
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ししゃもさんのブログで紹介されていたのでとなりの区の図書館で借りて読んでみました。著者曰く、「当初、本のタイトルは、『あの人はなぜモテる? チビ・デブ・ハゲが連れている美人の奥さん』にしたかった」とのことです。

午前中に借りてきて、さっき読み終えました。いわゆる一気読みです。いろんな意味でとてもためになりました。ありがとうししゃもさん。深謝。
まず中盤まで読んで思ったのは、警戒心の強い妻に対してこれまでどこまでできていたかは別にして、今の私はこの本に書かれているテクニックをそれなりに使っているということ。もっと大袈裟にやればもっと効果的かもというのが正直な実感です。両親に全ても認めて育ててもらったおかげと感謝しています。
一方、妻は感情を出さないようにするタイプ。これが原因で人付き合いがうまくできず、うまくできないからますます感情を出さないの悪循環。もちろん、結婚したわけですから、それが私には別にマイナスに映っていたわけではなく付き合いべただけどまじめそうな娘、とポジティブにとらえたわけです(この気持ちは今も変わっていませんが)。で、お互い自分とは異質の何かを相手に見つけて結婚したんだと思います。
でも、今や絶望感やあきらめが私の心を支配しています。私が思った通り妻は一生懸命やってきてくれました。でも全てが思った通りにいかなければ我慢できず、結局今ここにある幸せに気がつくことができません。全部自分がやって自分の思い通りにならないとイライラするから、結局ものすごく疲れてしまったのでしょう。この本の冒頭にあるように、「感覚」が「感情」を作り、「感情」が「思考」を作っているので、思うようにならずイライラしているという原因を取り除かない限りどうにもならないような気がします。すべてを自分でやり、自分の思った通りにしようとするのですが、子どもたちなんてそんな思い通りにはなかなかいきません。思い通りの結果が得られなければ、「自分を犠牲にして家族の世話をしてやっている」のに、と恨み節がでてきます。でも、子どもはやっぱり心の底ではかわいいから、怒りの方向は私に向かい「おまえも同じくらい自分を犠牲にしろ」と思っているのだと思います。
例えば、息子の成績が悪ければ、塾に入れる。ところが、そもそも塾に入れなきゃと思うほどの成績になるのには理由があるのです。別に理解できないわけじゃありません。やる気の問題なんです。でも妻は息子が塾に行けば自動的に思うから、成績が上がらないと腹が立つ。塾の授業料もばかになりませんし(こういう一方が勝手に決めるケースは我が家では勝手に決めた人もち)、塾に行く前に夕飯を食べさせようと忙しくしなければなりません。
娘が料理に興味を持って妻がいない時に作ったりするとダメだしばかり。先日の雪かきもおなじ。全部、自分の思い通りになんてなるわけがないのに。
一方で、私が目指しているのは、この本の中の書き方で言えば、「新型のリーダーシップ」的な生き方。教育を例にとれば、目標にたどり着くまでのプロセスを教え、どうやったらより楽にそれを達成できるかを教えたいと思っています。
二人とも家族みんなが幸せになりたいとは思っているのだと思うですが、こうもプロセスが違うとうまくいきません。しかも、私のやり方がいつもうまくいってしまうのでやり切れないのも無理もないのかもしれません。彼女の視点からだと、私だって自分の思うようにしようとしているというのも理解できるだけに、どうやっても収拾できないような無力感を感じています。私の得意な領域は任せてくれればいいのですが…(少なくとも片付け以外の家事全般で、私は彼女のやり方を尊重しています。)

彼女がこう考えるに至ったいろんな過去も考えあわせると、やっぱり修復は難しいのかもしれないと、この本を読み終えて素直に思いました。

この本で、残念だったのは、距離をとろうかとまじめに考えだしているぐらい冷え込んでいる私たちにとって必要な「新型リーダーシップのステージ」に至るにはどうしたらいいのかがあまりなかったこと。まぁ、心理コンサルタントが本業なのでしょうから、そこは有料でというのはしかたありませんが。







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Last updated  January 20, 2013 02:03:51 PM
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