離婚と言ってもそう簡単ではありません。まず、離婚をするのには親権を決めなければならないからです。親権が決まっていないとそもそも離婚ができません。
子育てが負担だ、全部やらされている、と文句ばかり言っている妻ですが、子育てをとってしまったら何も残らないのではと思うぐらい、子供中心の生活なのでもめることは必至。一方の私も家事・育児経験は妻と比べられれば皆無ですし、なおかつ海外出張が多いという仕事です。
うちの場合、娘と妻の関係が微妙なためどうするのがベストかは悩んでいるところです。私に似て要領のいい長女は、努力型の妻に同一視されることが多い上に、中学受験の際の志望校で大もめにもめました。今でも、なんかある毎に「勉強ができればいいってもんじゃないだよ!」と罵声を浴びせられています。その一方で、高2男子のお兄ちゃんとは仲良し。自他ともに認めるブラコンです。ダメ男、というか要領が悪いことやオタクであることも気にせず(わかった上で)、「お兄ちゃんみたいなの嫌いじゃないな」などと言っています。下には、長女をお姉ちゃんと慕う妹もいますし。
当初は、兄妹を離すべきじゃないという大学時代の友人の言葉に三人セットか諦めるという方針でした。つまり、子どもたちとを引き取るというのはあきらめていました。実績からいって、勝ち取れそうもないので。
しかし、その一方でネット上の友人(と私は勝手に思っている)から、それは長女にとって酷かも、とのアドバイスをいただき考えを変えました。長女が、本当に私についてきたいというのなら、なんとしてでも連れて行こうと思っています。
我が家の場合には、妻にそれなりの経済力があるので、本質的にここ以外にもめる要素はあまりありません。私としては、出せる金額しか出せませんし、裁判所もそこは無理を言ったりはしないようです。暴力とか不貞とかの実績もないので、慰謝料の心配もありません。財産分与も、ローンを払っている自宅の権利はそもそも共有なので、共有分を全部渡すつもりです、ローンもつけて(ここは抵抗を受けています)。
で、協議離婚が成立しないとなると、日本ではいきなり裁判ということにはなりません。まずは、家庭裁判所での調停に進み、そこで結論がつかない場合のみ、裁判ということになります。