ネットのお友達から、
お風呂に重曹を入れると手軽な温泉が楽しめるよ、
と教えてもらって入浴剤の手作りをしてみることにした。
まずは手持ちのお掃除用の重曹を入れてみた。
某１００円ショップで買った２５０グラムで１００円の奴である。
純度は９０パーセント以上と書いてある。 なんというか、ちょっと酢酸臭い気もするけど、お湯に溶かしてしまえば無色・無臭・透明なお湯で気のせいか肌触りが良い。
教えてもらった分量はお風呂１回に大匙１杯１５ｇというところだ。
計算すると、１回６円と言うことになる。
それまで２０個で５７０円くらいの花王のバブを使っていたので
１回２８．５円位かかっていたからこれは経済的だと嬉しかった。
でも、１００円ショップの重曹には 「目に入ったら奇麗な水で流してください」 とか書いてあるし、不純物が１０％も入っているらしいが何が入っているのか分らないし、たぶんコントロールもしてないだろう。
不純物と言えば古い話で恐縮だが 昭和電工とかそれでものすごく苦労している。
薬品製造にあたって不純物のコントロールは大変重要な問題である。
やはり、食品グレードのものを使うべきだと思った。
そして、今まで発泡性のバブを使っていたので
できれば発泡する入浴剤を作りたい。
家族の要望としては香りだけでもなんとかならないかという。
できればやはり色がついていた方がなんとなくいいというのだ・・・。
そこで、バスボムを作ってみた。
材料は下記の通り。
糖質制限の為に水溶性食物繊維のイヌリンと甘味料エリスリトールを買うついでに
食用グレードの重曹とクエン酸を購入した。
香料は手持ちのスイートオレンジのアロマオイルを用意した。
後はスーパーで買った片栗粉。霧吹き、サランラップ、保存用の密閉袋
これだけあれば作れる。
分量は１回分で
重曹 大匙２杯 ３０グラム
クエン酸 大匙１杯 １５グラム
片栗粉 大匙１杯 １５グラム
少量の水
香りをつけたければ、
お風呂に使用する直前にアロマオイルを５滴くらいたらすといい。
色を付けたければ水を入れる前に
食用色素を耳かきで１杯かそこら入れたら色がつく。
お風呂の水の量に合わせて加減する必要はありそう。
これらを混ぜ合わせて水をほんの少し入れて混ぜ
丸めるなり、型に入れるなりして乾燥させて固めるだけだ。
どうやらコツは水のいれかたで、
霧吹きで湿らせるように加えていって
なんとか固まる程度を目指すのがいいらしい。
でも、私はめんどうくがりだし、水をいれて混ぜるとき
水を入れすぎてしまうと反応して泡になってしまうので
片栗粉と水は入れないことにした。
ちいさいお湯のみに秤ではかって、重曹とクエン酸を入れてまぜまぜする。
それをお湯を張ったお風呂に投入してみたのである。
うちのお風呂は結構大きいお風呂。
１回量重曹３０グラムとクエン酸１５グラムを入れた。
激しく反応してあっという間に泡になってしまう。
こんなに早く泡になっちゃって大丈夫かしら？
そう思う。
食用グレードの重曹は当然だが全く無臭だ。
溶かす前からそうなので溶かした後もにおいはしない。
クエン酸もにおいはない。
お湯はかなり柔らかくぬるっとした感じ。
なんか効きそう！
入ってみたらなんというか、かすかにところどころぴりびりする。
効きすぎかも。
入浴後はぴりぴりは消えた。
考えてみたら、大方の入浴剤は１回量が１５グラムから２０グラム程度
多くても３０グラムを超えたものはみかけない。
４５グラムは多すぎだったかも。
４５グラムで２回分で使えばいいかもしれない。
重曹とクエン酸は楽天のヘルシーカンパニーで購入した
１キロ当たり送料、税込で重曹が５１５円、クエン酸が７００円だった。
だから１回４５グラムの場合２５．９５円となる。
半分の量で使う場合は１３円くらい。
花王のバブよりは安いけど、類似品を探したら
イオンの薬用入浴剤ミルキーアソートは税込２０個で２９７円。１回１４．８５円
まああとは好みかもしれないが、
アロマオイルが意外と高いんだよね。
楽天で一番安いところを探したら５ミリ×６本で１０８０円だから
１ミリ当たり３６円。だいたい１滴が０．０４ミリから０．１ミリと言われているから
０．０５ミリだとしても２０滴で３６円。１回３滴とケチったとしても１回あたり５．４円となる。
今回は手持ちのオイルを使ったのだが、これは無印のスイートオレンジのオイルで１０ミリで９０７円だったから１回３滴で１３．６円
市販の安いやつ、買う方が経済的だね。
まあ、購入した重曹とクエン酸は食品用グレードだから
入浴剤以外にもいろいろと使えることだろう。
それに入浴剤にはない効果がある。
重曹＆クエン酸投入のお風呂だと湯垢が付きにくくなるという利点があるのだ。
たまには使う直前にはかって混ぜる方式で手作り入浴剤もよいかもしれない。
