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きら猫のお買い物三昧

きら猫のお買い物三昧

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2016年11月12日
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夕方、郵便を出しに外出したら、 
スーパーに面した道路の向こうで仔猫が鳴いていた。 
かなり切迫した声で、 
ものすごく頑張って必死に鳴いている。 

まだ小さくて・・・離乳は・・・してるのかなあ?というくらいの 
まだまだ母親に甘えたいサイズだ。 

おなかがすいているのか、 
母親がいなくなって不安なのか。 
必死に鳴いている。 
でも母猫らしき姿はどこにもない。 
仔猫の必死な哀れっぽい助けを呼ぶ声は私の耳をひどく刺激する。 

買い物を終えて 
ふと見ると、その仔猫がこちら側に道路を渡ってきていた。 
植え込みに丸まって、 
やはり必死に鳴いている。 
みると、しっぽが2本ある。 
そんなはずはないだろうと近寄ってよく見ると、 
お尻からなにかソーセージのようなものがぶら下がっている。 

もしかしてはねられたりして、 
脱腸してしまった? 

目ヤニだらけで 
しっぽは汚れて 
シャムの血を引いているようなその子。 
怪我をしてるのか・・・ 
あまりいい状態にはみえない。 
それでも必死に鳴いて 
鳴いて。 
鳴いて。 

ああ、この子はこのままでは長くは生きられまい。 
最後になるかもしれないから 
せめて缶詰の柔らかいフードを食べさせてあげたい 

つれてかえって獣医さんに見せて 
里親が見つかるまでうちで保護したい 

気持ちがどんどん膨らんでいき 
見ていられない。 

でも。 
私には猫は飼えない。 
最後まで面倒を見ることができない。 

ごめんね、ごめんね 
そう謝りながら 
見殺しにする。 

今ここで手を差し伸べなければこの命はきえてしまう。 
それがわかっていて 
でも、見殺しにする。 

この子はきっと生まれてからずっと、 
暖かいベットも 
優しくなでてくれる人の手も知らずに 

誰からも助けてもらえず。 

鳴いて。 
鳴いて。 
鳴いて。 

母猫ともはぐれて。 
一人で寂しく現世を離れるのだろう。 

動物たちは 
猫と言わずすべて 
こどもを生んでもそれがみな生き残ることはできないと 
わかっていても子供を産み、必死で育てようとする。 

おそらく生まれれば寿命を全うすることができるのは 
人間の子供だけだろう。 
だから淘汰されていく命が心に突き刺さるのだ。 

野良で生まれた仔猫が 
短い時間しか現世にとどまれなかったとしてもそれは運命だ。 
個別には救う手だてがあったとしても。 
すべての仔猫を救えるわけではない。 

こんな子がこの世に生まれてこないように 
TNRしている人を支援してはいる。 
ほんのほんのちょっぴりだけど、 
きっと不幸な仔猫が減ってると思いたい。 

でも、現実に鳴いている仔猫がそこにいる。 

この子を救う、救わない。 
餌をあげる、あげない。 

餌やりさんの気持ちが痛いほどわかる。 

目の前で鳴かれて 
気持ちが揺さぶられて 
助けない、という「極悪非道な自分」に耐えられないのだ。 

きっと今夜は眠れない。 





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最終更新日  2016年11月12日 21時28分37秒
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