カテゴリ:カード
タロットカードというものをご存知だろうか。
トランプに似た、占いに使うカードだ。 私がまだ高校生のころ、友人とともに初めて購入し 以来ずっとさまざまな占いに興じてきた。 さて、そのカードの中の一枚に「月」と称されるカードがある。 私の大好きな一枚だ。 月のカードであるからには夜、絵柄は美しいのだけれど 「不安や恐れ」、「だまされる」とか、「裏切り」とか 「スキャンダルの恐れ」とか「家庭内に出る病人」とか 何とも後ろ向きのネガティブ感満載の説明がくっついているカードだ。 せいぜい、救いのある意味としては 「明けない夜はない」とか程度。 それでもこのカードが好きなのは、 静謐な世界では隠されたものもその存在をゆるされ、 真実はいつか表に出ると私が感じているからだろう。 月と言えば 夏目漱石が英語の授業の中で、 I love you の日本語訳は 「月が綺麗ですね」とでも訳しておきなさい、と言ったとか言わないとかで 「月が綺麗ですね」と言われたら それは「貴女のことを愛していますよ」という意味だという話が 小室さんと眞子さまのおかげか、ネットでちらほら見かけるようになった。 「だまされる」と「愛しています」、同じ月でも大違いだ。 市井の普通の男性がプリンセスと恋に落ちる。 そんなロマンチックなイメージを月に託したのか。 月に関するロマンチックな恋物語といえば かぐや姫の物語をついつい思い起こしてしまうのだけど かぐや姫に恋した男性諸氏はみな地位も富もある人達ばかりだったが 結局はかぐや姫と結ばれることはなかった。 やはり月というのは「裏切」られたり「だまされたり」「スキャンダルの恐れ」とかそういった運命を引き寄せるものなのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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