2月の半ばに日経平均は3万円を超えた。
それから1か月半、2万円台後半~3万円をちょっと超えるくらいの幅で動いている。
景気がよいのか?といわれればとてもそういうわけではない。
一部コロナの関係で活気のあるところもあるけれど。
金の相場はアメリカの大統領選挙が一段落して少し戻った。
おかげさまで、私も昨年5月ごろに買ってみたもののまたほとんど買値に戻ってしまった。
コロナの関係で日本株の先行きが不透明になるとみて金に換えたのだが、逆効果だったようだ。
しかしどう見ても株式も金も高水準でさてさて一体どうしたらよいのか。
短期で売買を繰り返せばその分リスクも低くなるので
割高だろうが気にせず売買すればよいのかもしれないが
面倒くさがりの私は買ったら10年塩漬けみたいなやり方が好きなのだ。
そういう体質では今の相場はとてもやりずらい
そういえば昔、とある先生がせっせと国債を買っていると話をされていた。
その方は戦前の生まれの方で、国債を買うのは戦時中と同じような意識で
紙切れになってもいいから国を応援するため・・・とかなんとか言われていた。
いろんな考え方があるのだなあ、とふと思い出す。
昨日懇意にしている友人と雑談をしていたら、
国内株式すべて処分して金の現物を買い込んだという。
また、高いところで買ったなというと、現物にしておくことが重要なのだという。
今の政府のやり方がよほど信用ならない模様だ。
ここ10年くらいになるか、「小説家になろう」とかいう文芸作品の投稿サイトが人気を博しているそうだ
そこで発表された作品が出版社の目に留まり商業出版もされているらしい
たまたま、ふとしたきっかけで購入した物語がその系列の物で、
読書仲間にこういうのを読んでみたという話をしたら、
「小説家になろう」というものがあるのだよ、と教えてくれた
暇をみていくつか読んでみた。
設定上の都合もあって、わりと中世ヨーロッパ風な社会が描かれ、
そこに転生した現代の感性をもつ主人公がいろいろと頑張っていくのだけど
社会の在り方に関する記述に考えさせられるものが多い。
見事に性善説が多く、そして努力や頑張りが報われる世界を目指すものばかりなのだ。
今の日本の在り方がこういうおとぎ話を産むのだろうか。
まるで、マッチ売りの少女がマッチの炎の中にみる夢を眺めている気分だ。
そんな微妙な気持ちになる。