カテゴリ:お仕事について
こんばんは。富山県の社労士&わくわくワークプレゼンターのみのっちです。
最近、営業ばかりしているので、人事コンサル会社の社員だったときのように、じっくり業務に没頭することも少なくなった。ある意味、ちょっと寂しい面もあるが、事務所の成長局面だと前向きに考え、もう少し頑張ってみようと思う。 今週は、火曜日が保険代理店の職員向けの助成金セミナー。水曜日は中安金の申請書&計画書の提出に追われ、木曜日は税理士事務所で適年の情報を提供し、今後の提携について打ち合わせた。そして、今日は最近懇意にさせていただいている保険代理店の社長と同行営業。顧問契約&就業規則の作成の仕事をいただいた。感謝、感謝である。 さて、営業をしていて、いつも疑問に思うことがある。それは、意味も分からず労働保険事務組合に加入している会社が多いということである。 ここ最近、事務組合を持っている社労士からの委託替えというパターンが多いのだが、そんな会社はほとんど事務組合に加入している。 こういう会社の社長に事務組合に加入している理由を問うと、決まって「事務組合ってなんだかよく分からないけど、(現在契約している)社労士さんが入っておけといったから入った」という答えが返ってくる。 こんなとき、私は事務組合の大まかなしくみを説明し、加入し続ける意思があるかどうか確認する。すると、9割の社長は"NO"と答える。 すべてではないだろうが、事務組合を持っている社労士事務所は顧問契約締結時に、執拗に事務組合への加入も求めてくるケースが多い。 社労士業務と事務組合の業務は似通っている部分が多い。極端な言い方をすれば、社労士の職域を事務組合が犯しているといえるかもしれない。 両者の違いと言えば、事務組合にのみ認められている「特別加入」と「少額保険料の分割払い」だけだ。しかし、「少額保険料の分割払い」は、40万円以上のまとまった保険料を払う事業所には関係ない。 そこで、事務組合に加入するかどうかの決め手は「特別加入」だけだが、これも昨今ではあまりニーズはないようだ。 だから、私は社労士に業務委託して、なおかつ事務組合にも加入することに意味を見い出せないのである。 それなのに、社労士の顧問契約と事務組合への加入の両方をすすめるのは、おかしいと思う。まぁ、裏の事情というのはあるのだろうが、敢えてここには書くまい。 最後になるが、事務組合のある社労士事務所から、当事務所へ委託替えになる際に、前の社労士が決まって言う言葉がある。それは、「事務組合はキリのいいところまで加入しておいてください」という言葉である。キリのいいところというのは、保険年度末とかのことを指すのだろう。なぜ、「キリのいいところ」じゃないと委託解除できないのか?委託先にその理由をちゃんと説明しないので、経営者から見ると、本当に分かりにくい世界だと思う。まぁ、ここまで来ると、魑魅魍魎の世界だな。 ミノワ社会保険労務士事務所HP よろしければどうぞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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