父が本当に喜ぶ場所
今日の晩ご飯。 クリームシチュー。鶏のつくね。レタス、トマト、カマンベールチーズのサラダ。 鶏のひき肉に、醤油、酒、コショウ、長ネギ、生姜、ニンニク、味噌、片栗粉でよく混ぜ合わせる。スプーンで一口大にフライパンに落とし、少ない油で焼く。麺つゆ、水、みりん、片栗粉でとろみをつけて完成。 あと一週間上海に帰る。今回は亡き父の納骨法要があるからです。亡くなってこの一年あまり、父の遺骨はある階級の人々しか入れない「烈士霊園」においてあります。ゆくゆくはお墓に移ると決めてあった。お墓が決まりましたら、今の霊園にはお骨ではなく、父の愛用の品物を代わりに置くことにします。決まったお墓は上海の近郊にある、とってもきれいな広いところ。政界、芸能界など各界の有名人も多く眠っている場所。中にはすごく豪華な、派手なお墓もいっぱいあった。そこには、昔父が所属していた「新四軍」の仲間たちが多く眠っている広場があると分かった時から、そこだとみんなが賛成した。お墓の真正面に、10年ほど前に作られた壁のような長い記念碑に、父の名前も刻まれてあった。生きている間、父はそれを知ってはいるけど、実物は一度も見ていなかった。ところで少し前に母はもっと豪華な墓地を買おうと言い出した。しばらくの間みんなの説得で、やっと納得してくれた。父は生きている間、廉潔無私で与えられた仕事に尽くし、日常生活でも倹約家でした。お金、見栄などより、こうして自分を評価してくれる、仲間が集まっている場所のほうが、父は喜んでくれるはずだと私は信じています。安らかに眠ることができるいい場所だと思います。お墓をどこにする、いくらお金を使う…初めて直面するこれらの問題には、私は娘としても悩みました。母は母の考え方、娘は娘の考え方…すごく難しいけど、何よりも父が一番喜ぶような眠る場所にしてあげようと思った。いくら見栄を張っても、父は喜ばないと、娘として確信を持って言えますから。今はことが決まり、心からほっとしています。法事は21日に行われます。にほんブログ村もう一度父とお別れをしなければいけないような気がする…