それぞれの職場体験
今は、娘の学校の職場体験。朝からお弁当を持って、電車に乗って、保育園に向かいました。初日は2才児のクラス。小さい子を相手に、かなり疲れたみたいです。一緒に遊んだり、昼食、昼寝の面倒も見ました。昼食はカレーだそうです。可愛い2才児のカレーまみれの姿も拝見できて、娘は一応に「楽しかった」と言っていました。働くってどういうことか、少しは身をもって分かるでしょう。私は大学の二年か三年のとき、始めて職場体験させてもらいました。裁判所でした。民事のほうが人手が足りないということで、無理やり民事へまわされた。特に離婚訴訟で、当事者の話を聞き、沢山筆記の仕事もさせられた。現場にも行って、財産分与で、どうでもいいようなものでも、双方一歩も譲らなかったのも沢山見た。まだ純粋で(今もそうですが)世間知らずの大学生に、当事者達は、それでも必死に訴えてきました。いい加減にしなさいと言ってやりたかった場面は多々ありました。奥さんは、旦那が自分の排卵日に合わせてくれないと、げっそりしている旦那は、奥さんが夜になると元気が良すぎて耐えられないと、二人揃って、この私に訴えてくるのです。当時は「そうですか」としか言えなかった。今だって、それしか言いようがないと思います。あの職場体験で、かなり世間を知ることとなりましたね。ショックも大きかった。離婚調停を申しでる妻や夫は、必ず相手の非を並べ、自分の正当性を主張する。一度は夫婦になったのだから、穏やかに別れられないのかなと、強く思いました。結構強烈な職場体験でした。