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カテゴリ:海
今朝は私の秘密の場所へスノーケルに行って来た。カメラは今日はお休みしてただひたすら頭を冷やすつもりで水に浸かって来た。いつものように亀が休憩している岩棚、今年は大きな魚はほとんど見かけない。どの魚も稚魚ばかりが泳ぎ回っている。ここでも自然のバランスは崩されつつある。それでも自然はそんな事を責める事もせず ただひたすら新しい生命を育み続ける。
自然の偉大さをあらためて思い知らされた気がする。捕獲のターゲットになっている この場所は、他のダイビングスポットとは違い 魚たちがおびえているのを感じる。 それでも今日の亀たちの周りを輪を書くように泳いでいるとふと何かを感じて私の視線が 無意識に別の方向にむけられた。 そこにはエイが一瞬見えたけど次の瞬間すぐに深い所へと泳ぎ去って行ってしまった。 それはほんの一瞬の出来事。けれども私は長い間そこにとどまりその瞬間を見つめ続けていたような気がした。水の中で私は陸上では使わない感覚のスイッチが入った気がした。 でなければ無意識に向いたその視線の先に その場所ではほとんど見かける事のないエイがいたなんて偶然などあり得ないと思う私にはそれはメッセージだったような気がする。 昨日は細い月のとんがりの先に 木星が突き刺されそうなぐらい近い場所にいた。 一瞬の間に変化して行く自然。その自然に囲まれて生きる私たちは一生の間に一体どれだけの一瞬を胸に刻む事ができるのだろう。 私たちが不平を言っている間にも自然は偉大なる美の創造を絶える事なく続けている。 ありがとう。夕日が沈んで空が七色に輝く頃ふと空に向かってそんな事を思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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