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カテゴリ:ハワイ
つい最近になり,ようやくゴミの分別が始まったハワイ。
しかもボトルやカン1個5セントになるので ホームレスから失業者からこぞって 回収しては規定の場所で現金化し生活しています。 毎日のように観光客が訪れるハワイ。以前アラモアナのフードコートで これだけの人が プラスチックのトレーを排出するのだから一日のゴミの量は島全体で一体どれだけに なるのだろうと考えると気が遠くなるような思いをした記憶があります。 以前スリランカにいるとき 村の人たちは市場などで野菜や魚を買い 野菜くずなどは 家の周りに置いておくとどこからともなく牛やヤギが来て食べ そこに糞をし それが強い日差しであっという間に乾燥し土に変わって行きます。 自然のサイクルを目の当たりにして何とも気持ちのよい思いをしたものです。 人々の生活は決して楽ではなく なんとかようやく日々を暮らしていて でもその生活から 排出されるゴミはほとんどなく ミネラルウォーターのボトルぐらいが観光客に 寄ってもたらされるだけでした。それも地元住民は再利用し 仕事や学校に行く際 水を入れて持って行くのです。日が昇る前に起きだし どこの家も紅茶を入れるための お湯を沸かし始めます。そして夜は少しの明かりの中で食事をとり眠りにつきます。 それはもう心も身体もハッピーになる毎日でした。 ゴミ分別が始まる直前 ハワイのゴミをメインランドに持って行こうという案が一部から 出ました。ニュースでその話を見たとき使用済み核燃料が田舎に送られて来たのと なんだか似ていると思いました。自分の所で排出されたのにお金を払い送る事で 問題にふたをしてしまう。 自分の所が出したゴミなのにリサイクル場の建設に多額の費用がかかる事からその案が 生み出されたものと思います。お金をもらってゴミを引き取らせるとは一体どういう 思いなのでしょう。どこの国もそれはうんとは言えない事なのではないかと思います。 排出されるゴミに対してまだまだ意識の薄いハワイの人たち。 それだけではなく医療体制にもかなりの遅れが見られます。 古代から残るハワイの知恵。それを生かした暮らしができればいいのにと思います。 変化の波は日本からやってくる気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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