Hale Mahina

　最近は　日中の　気温が　少しずつ　上がって　来て　うきうきする　毎日。
爬虫類体質の　私としては　気温が下がると　同時に　動きが　止まっていく。　

きょうは　１時間だけ　仕事して　午後から　海へ。
久しぶりの　波乗り。しかも　私だけ。独り占め。　サイコーな日。
いいポジションに　いると　パドルなしで　テイクオフできちゃう。
板の調子も　すこぶる　よい。
もう　下手に　レールコントロールしなくても　思ったと同時に　レールは　
入ってくれてるし　感じる　サーフィンが　出来ます。

でもね　ちょっと　感傷的にもなった。
思い出しちゃった。ちょうど　５年前　その日も　同じ　方角からの
スウェルが　はいってた日。
私と　彼は　このポイントで初めて　二人で　波乗りをした。
あのときと同じブレイク。
レフトにずーっと　どこまでも　波の　壁が　続いてた。
それを　乗り継いでいったら　急に　涙が　出て来た。
涙が　海へと　帰っていく。

泣いてる間に　次々と　セットが　やってくる。
涙で　スウェルの　距離が　見えなくなるから　思い直して　涙を　止めた。

沖を　見つめると　水しぶきが　空高く　吹き上がった。
くじらだー！！！！！
今年初の　再会。
５頭は　いる。
それを　見たら　また　涙が。
そうしたら　２頭が　遥か　沖で　ジャンプした。
それが　励ましの　ジャンプに見えて　また　涙。

久しぶりに　日が　沈むまで　波を　追いかけた。
くじらは　１頭　また１頭と　日の沈む　方角へと　帰っていった。
最後の　くじらが　遠くなった時　私も　今日　最後の　セットの　波を　つかまえて
家路へと　向かった。

くじらと　海と　太陽へ　感謝した日。