| 【トウキョウソナタ】2008年9月27日(土)公開 | 監督 : 黒沢清 | 出演 : 香川照之 /小泉今日子 /小柳友 他 | 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ | |
「 トウキョウソナタ (2008) 」完成披露試写会 2008年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 審査員賞受賞 ■監督は、2003年・第56回カンヌ国際映画祭において「アカルイミライ (2002)」でパルムドール賞にノミネートされた黒沢清。
■主演は、2003年・第16回において「 故郷の香り (2003)」で最優秀男優賞を受賞した香川照之。 2004年から2007年まで4年間連続して日本アカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。2006年・第49回ブルーリボン賞においては、「ゆれる (2006)」で助演男優賞をjy総するなど、TVや映画でバイプレーヤーとして活躍ししています。 ■共演は、「空中庭園 (2005)」、「やじきた道中 てれすこ (2007)」、「グーグーだって猫である (2008)」の小泉今日子 。
■ 小柳友 ■井之脇海
Story : 健康機器メーカー、総務課長として働く佐々木竜平は、人事部に呼び出され、リストラを宣告される。突然の出来事に、呆然としたまま帰宅するが妻、恵にリストラされたことを言い出せなかった。夕食時、小学校6年生で次男の健二はピアノを習いたいと言い出すが、竜平は反対。翌日から、会社に行くフリをして、毎日ハローワークへ通っていた。ある日、大学生の長男・貴が、世界平和のためにアメリカの軍隊に入りたいと言い出す…。
「2008年9月27日公開 」 ー 作品情報より ー |
舞台挨拶ありと招待状に書かれてあったのですが、監督と主演二人ぐらいかな~っと思っていたら、黒沢監督をはじめ主演の香川照之、小泉今日子のみならず、息子役の小柳友と井之脇海の二人に加え、健二のピアノの先生役だった井川遥や健二の学校の先生役のアンジャッシュの相方児嶋一哉まで登壇し会場は大喜びでした。 香川照之と小泉今日子が同い年ということで、二人とも阿吽の呼吸で大変やりやすかったとキョン2が語るなど、和気あいあいで楽しい舞台挨拶でした。 カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門で審査員賞を受賞し、その後インドでもアジア映画部門?(後日詳しくは確認後掲載します)でグランプリを受賞したとMCの伊藤さとりさんがおっしゃっていました。 部の社屋が台湾に移転が決まり、経費削減のため人件費の安い台湾の社員を雇用することになった為、部長だった父親が突然あっさりリストラ・・・、で始まるお話ですが、今時の日本の雇用事情を反映した家族のお話かなぐらいに思って観にいきましたが・・・ 冒頭、突然の突風から空いていた窓から激しい雨が吹き込み、床が水浸しになる様子が映し出され、家族にこれから起こる行く末を暗示し映画のストーリーを予見するかのような始まりでした。 ただ、家族のそれぞれの向かっていく先があり得ない方向にデフォルメされティックで極端(笑)・・・・。 こんな極端な家族もそうそうないとは思うけれど、シリアスな話題ばかりなのに、そうくるか!?的な笑いもちりばめられていて、ある意味楽しめます。 家庭崩壊も行き着くところまで行ってしまって、どこか北野作品を観ているかのような作風だなと感じたので、これをどう言う風にラストに向けてまとめていくのかとかなり興味深々で観ていましたが、家族の究極の希望的一場面を見せただけで、後の事は観客の感性に委ねる形となっていて、口が開いたまま・・・っというラストに??という感じでした。 物事は、行きつくところまで、あるいは、壊れるところまで行って、ゼロになって、そこからなにかが生まれる・・・・といったところでしょうか・・・・ ~おしまい~
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