| 【トロピック・サンダー/史上最低~の作戦】2008年11月22日(土)公開 | 監督・脚本・製作・原案 : ベン・スティラー | 出演 : ベン・スティラー/ジャック・ブラック/ロバート・ダウニー・Jr 他 | 期待度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★☆ | 役者バカ達の裏リンク集
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「トロピック・サンダー/史上最低~の作戦 /TROPIC THUNDER (2008)」 ■監督は、「リアリティ・バイツ (1994)」で監督デビューし、本作同様に製作、原案、脚本、出演もこなす「ズーランダー (2001)」 を手がけるなどで活躍する一方、映画製作会社レッド・アワー・フィルムズを設立し、ウィル・フェレル主演のおばかムービー「俺達フィギャースケーター」もプロデュースしていますね。
■6回も地球を救った「スコーチャー」シリーズで世界的アクションスターとなった、タグ・スピードマン役も、ベン・スティラー。 「メリーに首ったけ(1998)」、「ドッジボール (2004)」、「ナイト ミュージアム (2006)」などに出演しています。 ■下品なオナラで笑わせる「ファッティーズ」シリーズでひとり6役で人気のジェフ・ポートノイ役は、「スクール・オブ・ロック (2003)」、「キング・コング (2005)」、「ホリデイ (2006)」のジャック・ブラック。 ■各賞総なめにした「悪魔の小路」など5度のオスカー俳優で、役作りのために黒人になる皮膚整形を受けた、オーストラリアのやりすぎ俳優カーク・ラザラス役は、「チャーリー (1992)」、「キスキス,バンバン(2005)」、ニコール・キッドマンが相手役に切望したと言われている「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト (2006)」、そして、今年の大ヒット作「アイアンマン (2008)」のロバート・ダウニー・Jr。 ■アル・パチーノの「スカーフェイス(1983)」にはまって勝手に自分に名前をつけちゃったアル・パッチーノ役は、ブランドン・T・ジャクソン。 ■ケヴィン・サンダスキー役は、「ミリオンダラー・ベイビー(2004)」ジェイ・バルチェル。 ■とんでもないベトナム回顧録「トロピック・サンダー」の原作者のジョン”フォーリーフ”テイバック役は、「ホテル・ルワンダ(2004)」でオリバー大佐役、「スパイダーウィックの謎 (2008)」でメルガラス役を演じたニック・ノルティ。本作では、ベン・スティラーが演じるタグ・スピードマンのモデル役です(笑) *--------------------------------------------------* 以下は豪華カメオ出演、ネタばれになるので反転してご覧ください。 ここは↓、なるべく見ないで映画を観たほうが楽しいかも(笑) ■リー・グロスマン役は、トム・クルーズ。 ■「悪魔の小路」でカーク・ラザラスと共演したトビー・マグワイア役に、トビー・マグワイア(笑)。 ■タグ・スピードマンの15年来の友人でマネージャーのペッカー役は、マシュー・マコノヒー。 *--------------------------------------------------*
Story : ベトナム戦争の映画のために、三人のスターがベトナムのロケ地にやってきた。落ち目のアクションスターのスピードマンは返り咲きのチャンスを賭け、下品なコメディで人気のポートノイは芸域を広げるのが目的。そして演技派のラザラスは、黒人軍曹の役のために肌を黒くする手術まで受けるほどの役者バカ。しかし撮影は進まず、困った監督はリアリティを出すために彼らをジャングルに放り込む。しかしそこは本当の無法地帯だった…。
「2008年11月22日公開 」
ー 作品情報より ー |
ベン・スティラー監督がこの映画のアイデア思いついたのは、伊武雅刀やガッツ石松なども日本軍の役で出演したスティーヴン・スピルバーグ監督の「太陽の帝国(1987) 」に端役で出演した時だそうで、彼の友人たちが出演したオスカー受賞作品オリヴァー・ストーン監督の「プラトーン(1986)」や「ハンバーガー・ヒル (1987) 」などベトナム戦争映画のパロディー満載でスプラッターギャグや下品ギャグのオンパレードで、映画の製作現場を皮肉ったはちゃめちゃアクション・コメディです。 ロバート・ダウニー・Jrの役名には、「ファイナル・カウントダウン (1980)」カーク・ダグラスを皮肉ったようなカーク・ラザラスとふざけた名前までつけていますしね(笑) わがままな役者達を相手に、いっこうにまとまらない撮影を断行する、決断力の欠如した頼りないデーミアン監督のもとで撮り続けられたド派手なシーンのおかげで、わずか5日にして予算が大幅にオーバーしていまい、撮影の存続が危ぶまれた末に、ニック・ノルティ演じる原作者のジョン・“フォー・リーフ”・テイバックからそそのかされ、東南アジアのジャングルでゲリラロケを敢行することになるのです・・・・(笑) 現地の本物のヘロインの麻薬組織が、ジャングルに放り込まれた役者達を米軍の麻薬摘発部隊と勘違いして攻撃してくるのですが、ただひとり演出と勘違いしたまま気がつかないスピードマンの滑稽さとアホらしさが爆笑です。 現地で麻薬組織に拉致されたスピードマンを見殺しにして保険金を受け取ろうと画策する制作会社がスピードマンのマネージャーのペックをG5旅客機とお金で口止めして隠蔽しようとするなど、映画製作サイドを強烈に皮肉っていたりするのがとっても面白いです。 「ジェニファー・ラヴ・ヒューイット」など実名で女優の名前が使われるなど自虐ネタもあり~の、徹底して映画業界や製作サイドをこき下ろしたような内容です。 作品としての評価は★2個半・・・っという感じですが、徹頭徹尾大げさな演技に加え、ものすご~っくぅ、くだらないので、戦争映画と勘違いして真面目に観ると(コメディだからそんな人は少ないか(笑)・・・)、きっと腹立たしいほどなのですが(笑)、頭をからっぽにして笑うにはうってつけな作品です。 カメオ出演といえども最初からでずっぱりのあの大物俳優は、わざとクレジットから外れ(笑)、演じているっというよりは、はじけまくって楽しんじゃってるって感じでした(笑) ~おしまい~
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